無意識から意識的に(寺坂)

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年末年始で、ありがたいことに多くの忘年会や新年会に呼んでいただき、中学や高校の友達と久しぶりに会う機会が多くありました。そこでよく聞かれたのが、「教育実習どうだった?」です。おそらく、多くの方が当てはまるのではないでしょうか。その度に、「子供のいいところを見つけて、伝えたら仲良くなれたよ〜」と返事をしていました。

しかし、先日の玉置先生の講義で、チラッと「I メッセージ」について話が出てきました。皆さんは、よくご存知だと思いますが、主語をあなた(you)から、私(I)に変えて伝えるというものです。そうすることで、自分がどう感じるのかを伝えることができ、やられている相手の気持ちを汲み取ることができます。

それを聞いて、ハッとしました。最初は、廊下で取っ組み合いをしている子供に対して「そんなことしたら、だめだよ」と言っていました。これは、全く聞いてもらえませんでした。しかし、最初の週の金曜日には「そんなことして怪我したら、先生はとても悲しくなる」と言ったことをハッキリ思い出しました。最初は、まだ心が打ち解けてないから聞いてもらえないとばかり思っていましたがそうではなかったのです。私の伝え方が変わったから聞いてもらえたのかもしれません。正直な話、全く意識して使ったわけではありませんが、「I メッセージ」の有用性を感じました。

ふと振り返ると、意外なところで思いがけず良いことができていることがあります。それを、無意識から意識的にできるようにしていきたいと思います。(寺坂)
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