教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(百瀬)

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1月21日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。小野田先生の面白いトーク力で、実際にあったお話等を取り上げての講演は、様々な状況から対応を知る中で考えることができ、楽しく学べました。午前はクレーム対応についてお話を聞き、午後はワークショップとして、参加者の方でグループを作り話し合いながら考える実践的な活動を行いました。今回は午後のワークショップについて記事を書きます。

参加者の中の3人の先生方とグループを作り参加しました。小学校5年生の1人の子を問題として取り上げて、問題状況と学校が把握しているA子、父親、母親がどのような人物かが記された紙から読み取り、『エコロジカルマップ』を作成しました。エコロジカルマップとは、保護者の性格、家庭環境、親子関係、学校や近所との関わりなどわかる情報を書き、相関関係を区別をつけた線で結んだものです。(上の写真)これを用いることで、図式化されるため客観的に見ることができたり、問題点の本質を見抜くことができたりすること、また教職員間で情報の共有ができると学びました。

実際に作成してみると、周りの環境がどのようになっているのか整理され明確に分かるだけではなく、どこにどのような支援が必要なのか、原因を考え、見通しをもって問題解決に向かうことができました。子どもに直接影響していないところにも原因があると考えられ、それらも図式化することで見えてきました。今回はグループで話し合い、様々な視点が持てたことも良いなと思い、学校で問題に対応していくには、やはりチームとして多くの視点をもって対応することが大切だなと実感しました。また、現場の先生方は持つ視点が様々であり、私が考えていなかった原因背景を考えていて、もっと視点を広く持ちたいなと思いました。先生方と話し考える時間はとても勉強になり、貴重な時間となりました。

クレーム対応と聞くと、怖いなとか嫌だなというイメージが強くありました。しかし、そんな思いでは、聞く姿勢をつくれないなと思いました。聞く姿勢を大切にし、相手が間違っていたり苦情が無理難題だととしても、何でも否定として捉えるのではなく、少しでも正当なことは受け入れることを大切にして対応していきたいなと思います。小野田先生からお話を聞くことができよかったです。講演ありがとうございました。(百瀬)
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