2月7日第2期デジタル教科書研究会(古川・松井・佐藤・石川・百瀬)

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 2月7日、1期生の先輩と2期生の数学専修の人達とデジタル研究会を行いました。私の卒業研究は、デジタル教科書「大日本図書(中学校一年生)」を用いた活用法です。

 デジタル教科書を使った発問を考えるだけでなく、ここで製作者が図を動すようにしたのはなぜだろう、どうしてこの図を取り入れたのだろうといった教科書を作成する立場で、子供たちに考えさせることも学びの一つであるとわかりました。また、活用法を研究していく上で受容的にデジタル教科書の活用法を考えるだけでなく、私ならこのようにデジタル教科書の図などを動かせるようにするといった批判的な見方をすることも大切であるとわかりました。

 全員で話し合いながらデジタル教科書をみると、1人では思いつかないような活用方法が発案されとても深い学び合いができました。

<一緒に研究会していただいた4人からの感想>
 2期生のデジ研に参加させていただきました。私たち1期生が研究したデジタル教科書は啓林館。2期生の古川さんが研究するのは大日本図書なので、教科書会社によってコンテンツにも細かな違いがあるということが今日の発見でした。活用法の他にも「もっとこうだったらいいのでは?」という視点を持つとさらに研究が深まると感じました。私たちの研究をもとに、さらに発展した内容にしていってほしいと思います。(松井)

 一言にデジタル教科書と言っても、教科書の出版社が変わると、コンテンツの動かし方や表示方法が大きく異なることが分かりました。特に、中1で扱う「正負の数の利用 基準との差」では、基準が動いてほしいところで動かなかったり、逆に止まっていてほしいところで動いてしまうコンテンツがありました。子どもの混乱を防ぐために、あえて提示しないことや、別の提示方法を考えるなど、ただ見せるだけのデジタル教科書にならないように、改めて研究を進める必要があると感じました。(佐藤)

 2月7日(火)に2期生にとって初めてのデジ研を行いました。今回は1期生の先輩方も加わって下さり、5名で楽しくスタートすることができました。まず始めに、玉置先生から卒論の書き方の指導がありました。書き方の細かな指導から見落としがちなミスまで指導して下さりました。まだ先のこととは言え、気が引き締まります。
 次に、実際にデジタル教科書を動かしながら活用法や発問を考えました。ひとつずつ機能の確認をしながら考えていくにつれて、デジタル教科書を用いることの難しさを感じました。また、デジタル教科書を用いることで関数や幾何学などの難しい単元もしっかりとイメージしながら考えられることに気付きました。まだ未開発なことも多く研究のしがいがあり、今後引き続き研究して行きたいです。(石川)

 古川さんの卒論研究で、デジタル教科書の活用方法などを研究するのに、数学の専攻者として私も参加させていただきました。
 先生や先輩方、同期の仲間と話していると、どのように活用するのかから始まり、なぜ教科書会社はこのように作ったのかという意図を考えたり、発問を考えたりと、様々な論点があり深いなと思いました。教師がICTを「使える」と言っても、本当の意味で使えている人はどのくらいいるのかなと思いました。私も将来的に授業をする時に必ず使っことになると思うため、デジタルの教科書はただ見せればいいではなく、今回のように、様々な論点から考える教材研究を行いたいなと思いました。(百瀬)

 参考研究があまりないデジタル教科書だからこそどんな研究ができるのか楽しみでもあり果たして私にできるのか不安でもあります。しかし今自分にできることを精一杯がんばり先輩達のデジタル研究を引き継ぎたいと思います。玉置先生を含め4人の方に貴重なお時間をいただき、一緒に考えてくださりありがとうございました。(古川)

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