ニュースを見てpart.2(寺坂)

 4月11日の西日本新聞に「『日本製』頼りは外国人 変わる仕事場 日本人の新卒入社0人も」という記事があがっていた。これまでは、日本のメーカーが海外に工場を建て、現地の方を日本より低い賃金で雇う、という流れが一般的であったと思う。そこに、日本人が赴き技術指導などを行っていた。しかし、今はもともとの専門技術を評価され日本で働く海外の労働者が増えてきているという現実がある。九州の工場では、工場で働く42人のうち17名が、とある飲食店では日本人の新卒社員は一人もとらず、海外の方を雇っているという。

 自分の得てきた技術が認められ、出身の国よりも多くの賃金がもらえるのであれば、これからもそういった労働者の数は増えてくると考えられる。そこで一つ生まれる問題が、日本語が話せない子供も同じような数だけ増えてくると言うことである。実際に、私の教育実習でも日本語が話せない子供が学校にいた。ADHDなどの障害を抱えた子と同じように当たり前にいるようになってくるかもしれない。

 言語活動の充実ももちろんだが、教師の英語力も大きく求められてくる。ますます学び続ける教師が求められてくる時代になってきていると感じた。

 それにしても、たくさんの労働者が入ってくるとますます日本人の働き口がなくなってきそうです。大学でも、これまで以上に専門性の高い授業が求められ、詰め込み教育に戻っていきそうな…。アメリカと同じような香りがしてきます。(寺坂)

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