4月17日第3期生ゼミ記録(林)

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私は金大竜さんの『一人ひとりの凸凹に寄り添う「気になる子」「苦しんでいる子」の育て方』という本を紹介しました。
教室には様々な家庭環境のもとで生きている子がいます。その子がどのようなこころで何を考え生きているのかは、結局教師には分かりません。この本には答えではなく、一手段が書かれています。私はこの本を読んだことによって、自分の世界観が広がったし、たくさんの新たな捉え方を学べました。
また、「小学校と中学校の時にいい先生に出会いたかったなあ。」とずっと思っていました。だから、私は子どものことを分かってあげられる教師になりたいと思い始めました。曖昧な目標だったけれど、この本を読んで、私がしたい子ども理解はまさにこの本の通りでした。
その中でも特に印象に残ったのは、
◯一面だけで判断してその子を理解したつもりにならない(p18l12)
◯表面に現れた問題行動に対して、頭ごなしに叱っているばかりでは、その子との心の距離が遠くなる(p30l15)
の2点です。
この2点は、私が小学校当時の先生にされて嫌だったことなので、余計に心に残りました。「本当はこうなのにな」とか「私だって…」と思ってたことを言えない自分が悪いと思っていたけれど、この本を読んで、「教師の責任でもあるのかな」と心が少し軽くなりました。

小学校の時からずっと同じことで悩んでいたり、先生に言われて傷ついた何気ない一言を覚えていたり…今までモヤモヤしていた気持ちが、この本を読んですっきりしました。それと同時に、「こんな先生になりたい!」とか、「私がされて嫌だったことを子供達に経験させないためには、こうすれば、こうなればいいんだ!」と明確な目標もみえてきました。

もう三年生です。いつも過去ばかり見たり、自分のこういうところがダメだ、と落ち込んでばかりだったけれど、私ももっともっと世界観を広げて、いろいろな考え方ができる大人になろうと思えました。(林)
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