5月1日第4回3期生ゼミ記録(嶋藤)

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こんにちは。3期生の嶋藤です。今回は山下さんの発表で学んだことをお話ししたいと思います。

山下さんが読んだ本は桂 聖さんの「国語授業のユニバーサルデザイン」という本です。
山下さんは前回、算数のユニバーサルデザインについて発表してくれましたが、今回は国語について発表してくれました。

ユニバーサルデザインとは授業に置き換えると「発達障害等の有無に関わらず、すべての子どもが、楽しく『わかる・できる』を目指して工夫する授業のデザイン」だと山下さんが前回話してました。

それを踏まえて、国語での授業で1番大事なのは「論理」だそうです。例で『みず』という詩で説明してくれました。この詩は、まず行動描写が3つ書かれていて、その後擬声語がきている詩で、どの擬声語がどの行動描写と関連しているのかという発問をするときに、一番はじめの擬声語の『ばちゃ びちゃ』から順番にではなく、3つ目の『つるん ころり』の行動描写の方が分かりやすいためそこから発問しようというように、絶対前から発問するのではなく、子どもが分かりやすいところからやることで擬声語と行動描写を関連づけることが深く理解できるのだそうです。確かにそういう発問の方が理解しやすいなと感じました。理解しやすいと同時に1番目と2番目の擬声語と関連している行動描写も順番に書かれていることに気づくことができ、文の構成が分かるようになる利点もあるなと思いました。どの教科でも使うことができる方法だなと感じました。

「教材を教材化する」という話では、教科書をそのまま見せるのではなく、自分でプリントしてきて絵を少しずつ見せていくなど、ネタバレしないように授業をやっていくことで分かりやすくなるということでした。

教科書の絵を見ていればネタバレしてしまって思考することができないけれど、教師がプリントしたものを黒板に貼っていくことで子どもたちが考えることができるので、とても良い方法だと思いました。これは是非やっていこうと思いました。

教科それぞれに誰でも分かりやすい工夫した授業ができることを知り、他の教科についても知りたいなと感じました。
こういう授業は特別支援教育だけでなく、通常学級でも使うことができる技なので、是非覚えておきたいと思いました。(嶋藤)
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