5月8日第5回3期生ゼミ記録(嶋藤)

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こんにちは。三期生の嶋藤菜月です。
5月8日のゼミで発表したことについてお話します。

前回と同じ本の「達人に学ぶ授業力〜10年目までに身に付ける授業の4力[よぢから]〜」の中の意欲向上力と授業構成力について今回は発表しました。

意欲向上力を高めるためにするとよいプログラムの中で一つを取り上げると、「学習意欲のない子どもにやる気を持たせる術」というのがありました。やる気のない子どもにやる気を持たせるためには、”「導入」で授業の必然性を話す”という方法をとることが良いそうです。「この授業は、皆さんの普段の生活の○○に役立ちます」「今日の勉強を頑張ると○○という時に便利です」と、生活に関連した必然性を説くことによってやる意義を確認させることができると書かれていました。私はこれは学習意欲のない子どもだけでなく、やる気のある子にとっても必然性を説いてあげることはよいことだなと感じました。

次に、授業構成力を高めるためのプログラムの中の一つ取り上げると、「評価規準の共有化〜評価と学習の一体化作戦」というのがありました。先生が子どもに「算数をがんばっていたね。三角形の書き方で、何通りも出せるともっとよかったね。」と言って、子どもが「一通りでよいと思っていたのに。先に教えてくれてもよかったのに・・・」という場面があるとします。この場面では、教師だけが評価規準を知っている状態にあります。それでは、子どもたちにとってどこを目指せばよいのかわからなくなります。そこで、学習を始める最初の段階で評価規準を子どもたちに明確に示すことで、子どもの目標が明確になるというメリットがあります。また、教師にとっても子どもの学習状況が把握できるようになり、指導方向についても、どのようにしたらよいのか、その指針が明確になるというメリットがあります。評価が変わると学習(授業)が変わる。まさにそういうことだと感じました。

最後に、この本を読んで、教師が良い授業をするためには多くの力をつけなければならないなと感じました。これから教育実習にいくので、本で学んだことを少しでも実践できたらなと思います。実際にやってみた結果、この方法はよかったのかあまりよくなかったのかを考えていこうと思います。(嶋藤)
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