5月20日教師力アップセミナー(池田修先生)に参加して(林、松田、百瀬)

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5月20日、教師力アップセミナーに参加し、池田修先生の講演をお聞きしました。さまざまな具体的な場面を想定して、「こんな時どう言い返す?」と子どもへの指導方法を学びました。自分自身で考える活動があることで、より深い学びになったと思います。
今回は、3期生の林、松田、2期生の百瀬でまとめさせていただきます。


教師になりたいと思ってはいても、教師の仕事は何かと問われた時に自信を持って答えることができませんでした。先生の定義では、【主に学校教育を通して子供を大人に育てる仕事】だそうです。子供を大人にするためには、いつまでも子供をかばうばかりではなく、自立に向けて教師から離していく必要があるのだと気付かされました。
また、子供の見方を広げていくために、自分自身の視野も広げていかなければと感じました。
私も子供がどこで苦しんでいるのか分かる教師になりたいので、とても学びのあるセミナーでした。(林)


今回のセミナーでは子どもに何かを聞かれたときの言葉の返し方を学びました。お話の中で私が最も印象に残ったことは「こんな時どう言い返す」というワークの中であった、教師と児童生徒の会話のときに、「大人ー子ども」「指導者ー児童生徒」「人間ー人間」のどのレベルで会話をするのかということです。そのときの練習問題は部活をさぼりがちな中学1年生の女子学生に「先生はランニングをしていない、頑張ってない人に頑張れと言われてもがんばる気になれない」と言われたときにどう言い返すかという問題でした。私は先生は確かに走っていないから生徒にそう言われてもしょうがない、しかし走る必要もないとも思い、返す言葉に悩みました。この問題に対して池田先生は、生徒は「人間ー人間」の立場で言ってきたことで、教師は「指導者ー児童生徒」の立場で言葉を返すようにするとおっしゃっていました。「いいだろう、先生は走らなくて」というような返し方をし、その立場で会話を進めることが大切であるということが分かりました。
5秒で言い返すことが重要であることを学びましたが、実際に隣の人とやってみると思いの外難しく、言い返す練習が必要であると感じました。(松田)


私は、子どもの行動や考えを、教師の主観で決めつける教師にはなりたくないと思っています。今日の講演を経て、主観で決めつけないという思いに加えて、教員としてもっと視野を広くしていかなければならないということを、最も感じました。
練習問題の中で、先生の質問と生徒の返答から、どのような事実が予想されるかを考えていきました。自分では一つの視点だけではなく多方面から考えたつもりでしたが、ペアの人や先生の考えには自分では思いつかなかったものが多くありました。教師の主観で決めつけないためには、もっと多くの視点から考えられるようにならなければならないと感じました。
また、「あなたを信じている。だから、心配するんだよ。」と言う言葉を教えて頂きました。「ほんとに?」と疑わず、子どもの真の考えを引き出せる魔法の言葉だなと思い、これから子どもに指導をする時には使っていきたいなと思いました。また、言葉がけ一つで相手の気持ちは変わっていくことを強く感じました。(百瀬)


池田先生、とても面白いお話と具体的な実践例を交えた、楽しく学べる講演をしていただきありがとうございました。
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