5月20日教師力アップセミナー(池田修先生)に参加して(吉田、牧野、岡田)

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 5月20日池田修先生が講演される教師力アップセミナーに参加しました。今回先生は3つのテーマを元に講演されていましたので、それぞれの感想を2期生吉田、牧野、3期生岡田の3人で以下に述べたいと思います。

1.「距離感」
 このテーマについて2つの事柄をあげたいと思います。
 1つ目は理由で説明するのではなく、主張を伝えるということです。私も様々な子どもと接する中で、頭を抱えることがありました。その中でよく行ってしまうことが「いけない理由」を説明するということです。説明することにも意味があります。しかし、理由を知っている子、それでもやってしまうことに対して説明だけでなく、「私は○○と思う」「△△を君はしているんだ」という主張を混ぜることで、意思のこもった指導・対話になると感じました。玉置先生がおっしゃられている「Iメッセージ」に近い感覚と似ていると思います。私は意志の中に知識とユーモアが詰まった幅を広い視点を育てたいです。

 2つ目は距離感です。1つの声のかけ方でも子どもとの距離感が感じられます。時期、状況、立場や信頼関係などの条件が関係します。様々な条件の中で先生と子どもという適切な距離を保つこと、話し方・内容に渡るまで1つ1つ私らしさを残しつつ、考える必要があると感じました。子どもと接するうえでも大切なスキルですが、一人の大人として身に付けるべきスキルでもあると思います。そして、私自身が体現することで、子どもに適切な言語環境を育てることにもつながるのではないかと私は考えました。(吉田)
 
2.「信じてる、心配している」
 このお話を聞いて私は自身の教育実習を思い出しました。ある児童にあきらかな嘘をつかれた時、私は児童の「信じてくれないの?」の言葉に上手く答えられませんでした。しかし、今回の講演をきいて「信じているけど、心配なんだ。」の気持ちを相手に伝えることで相手の心にすっと言葉が入ることを学びました。それは、教師が児童を気にかけていることが児童に伝わるからだと私は考えます。玉置ゼミでも大切にしているIメッセージをより相手に伝わりやすい形で使えるようになりたいと思いました。(牧野)

3.「こんな時どう言い返す」
 これは、論理で切り返す、知識で切り返す、ユーモアで切り返すという3点を押さえること、そして全てにおいて5秒で切り返すということがポイントとなっていました。

 実際、私たちも練習としていくつかペアでやってみたのですが、5秒で切り返すことに苦戦してしまいました。どうにも頭の回転が追い付かず、話始めても少しまごまごしてしまったり、理にかなっていなかったり…。これではどんな問いを投げかけられても、子どもはもやっとした状態で終わってしまうと思います。

 瞬時にスパッと言い返すことは非常に困難ではありますが、子どもとの会話を通してお互い納得のいく終着点に辿り着けるようになれたらと思います。(岡田)

 私たちは先生という職に憧れ、日々取り組んでいますが、先生として子どものために今できる努力を忘れず、多くの先生方から学ばせていただこうと思います。池田先生ありがとうございました。
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