6月5日第8回3期生ゼミ記録(静谷)

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 こんにちは。ゼミの前の授業である、初等体育のバトミントンで空振りをしまくり、相方に迷惑をかけた三期生の静谷です。わたしの中でバトミントンは、スポーツの中で三本の指に入る苦手なスポーツです。

 6月5日に第8回ゼミがありました。今回は、わたしが発表した池田修先生の「教師になるということ」という本に書かれていた、「エスカレーター逆走の法則」を発表だけではわかりにくかったと思うので、ここで補足させていただきます。

 エスカレーター逆走とは、その字の通り、上から下に向かって降りてくるエスカレーターに乗り、上に向かって駆け上がることです。上にたどり着くには相当のエネルギーを必要とします。一気に駆け上がらなければなりません。途中で休んでしまうとまた元の位置まで戻ってしまいます。これが成績が伸びない子どもの現状と似ているのです。エスカレーターで下から上る時、1階から2階にたどり着けば、下に戻されることはありません。これを勉強でいうと、学習内容が定着し、できるようになった状態のことです。この状態を作りながら、1階から2階。2階から3階へと駆け上がっていくと、少しずつ休みながら確実に上に上ることが出来るのです。

 ところが、勉強というのは突然出来るようになる時があります。それをエスカレーターの場合だと、下りだったのが急に上りになるのです。その瞬間からそのままの勢いでエスカレーターを駆け上がるとどんどん上に上ることが出来るのです。これがエスカレーター逆走の法則です。

 これでも少しわかりにくいと思いますが、誰でも急に自転車に乗れるようになった経験があると思います。その時、何回もこけたと思います。このようになんどもなんども下りのエスカレーターを駆け上っていたのです。そして、急に出来るようになった時は、下りのエスカレーターが上りのエスカレーターへと変わり、どんどん成長していきます。こちらの方がわかりやすいかもしれませんね。

 わたしは、勉強をすればするほど成績は伸びていくものだと思っていました。この考えで子どもたちを指導していたら、子どもたちは絶対に勉強が嫌いになっていたと思います。教師は、勉強を教えるにあたって、このようなことをしっかりと理解した上で、指導していかないといけないのだと思いました。

 この本を読んで、わたしの勉強に対しての誤解に気づくことが出来て良かったです。この本に出会えて良かったです。(静谷)

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