6月17日教師力アップセミナー 宇野弘恵先生 に参加して…(吉田、松田、丹羽)

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 6月17日の教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回のセミナーでは北海道で現職されておられる宇野先生による「女性ならではの授業づくり」という内容で多くのことを学ばせていただきました。この記事では2期生吉田、3期生松田、丹羽が学んだことをまとめて書かせていただきます。


 このセミナーで「子どもは教師の意図とは違う受け取りをする」という言葉が印象的でした。

 事例にあった、「たびたび不適切な行動を取る子をその都度廊下に呼び出して授業中に指導する」という行動は、教師からすればそれは悪いことであり、直してほしいことであるから指導するという意図があります。しかし、その指導を受けている子は「自分はダメな人間」「自分は先生に目をつけられている」と感じること、周りの子は「あいつはダメなやつ」「先生は授業や私たちよりあいつのことが大事」と感じてしまう場合があることが分かりました。

 教師は子どもの自己肯定感を高めてあげる働きをしなければならないのに、これでは逆に自己肯定感の低下につながってしまうと思いました。教師が指導する際には指導される子だけでなく、その様子を見ている周りの子がいます。周りの子がいる中で指導するという場面も必要であるとは思いますが、場合によっては逆に子どもの間の序列につながってしまうこともあることが分かりました。私自身の経験も踏まえ、子どもは先生のことをよく見ているのだなと感じるとともに、教師も子どもたちをよく見ることが大切であると感じました。安易な行動を取るのではなく、子どもたちがどんなことを思っているのか、この行動をすることによって子どもたちがどんな捉え方をするのかということをしっかり考えて教師は行動をしなければならないと思いました。(松田)

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 こんにちは。3期生の丹羽 亜由美です。宇野弘恵先生の女性ならではの学級づくりのお話を聞いて特に印象に残った内容を紹介します。

 それは「隠れたカリキュラム」です。この言葉を私は初めて聞きました。これは教師が意図も意識もせずに教え続けている内容のことです。これらを事例を交えながら考えていくことで、教師が何らかの意識を持っていたとしても、子どもは違う受け取り方をしてしまったりするので子どもたちが教師に不信感を抱かないように自分の行動を見直す大切さを学びました。

 また、女性だから男性教師とは違って力で押し通せない部分もあるけれど、だからこそ違う手段や発想で子どもたちに指導してあげられるのだと思います。

 私自身、教師になった時に子どもたちの見本となれるような行動を取れるか、まだまだ不安なところだらけなので日常生活から見直していきたいです。宇野先生、ありがとうございました。(丹羽)

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 「誰のための指導なのか」という言葉が私にとって印象的な一言でした。私自身厳しく子供に指導することがあります。話を聞くときの姿勢や人に頼みごとをするときの言い方など人として、学習規律として子供に定着させたいと思っていても、指導が違えば、感じ方も違うと思います。子供は良く先生を見ていて、賢いと感じます。「誰のためか」というのも彼らは気付いてるでしょう。だからこそ私は「誰のため」ということを何度も疑うくらい考え、悩むことが「誰のため」を明確にした指導につながり、指導改善になるのではないかと感じました。

 また「隠れたカリキュラム」をグループで考えていた際に、自身の実習での行動を省みることができました。1つ行為・発言の中に3つ以上の本質とは違うものが伝えられていること、その可能性に気付ける人間性が必要であるとわかりました。教師として私は「隠れているようで隠れていない」つまり自分自身の行動に意図を持ちながら、隠れた部分を認知し、うまく使う・対処できるようになりたいと思います。(吉田)

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 セミナーに参加し、たくさんの考え方や姿を学ぶことができました。学びを生かし、しっかりとした先生になりたいと思います。本当にありがとうございました。(吉田、松田、丹羽)

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