6月26日第11回3期生ゼミ記録(林)

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 今回私が紹介した本は、佐藤正寿さん著の『スペシャリスト直伝!社会科授業成功の極意』というものです。

 その中でも、特に真似したいと思った授業テクニック2点を紹介します。

 まず1つ目は、「発問を生かす指示=発問作り」ということです。例えば、「子供達にできるだけ多くの発表をさせたい!」と思っているとします。そのためには、単にノートに書かせるだけではなく、たくさん見やすくノートに書かせる指示が必要になります。そこで、「ノートに意見を書きましょう。箇条書きにします。7分間で5つ以上の分かることを書きなさい」と言うのです。このような指示を出すことにより、子供たちは「どのようにノートに書いたらいいのか」「時間と書く量の目安」を理解することができます。同時に学習の効率化にもつながります。確かに、じっくりとノートに書かせることで、子供たちの幅広い考えが引き出せ、主体的・対話的で深い学びにもつながるのではないかと思いました。

 2つ目は、キーワードを◯色チョークで板書する、というルールをつくるということです。そうすることにより、子供達は「◯色チョークがキーワードだから、それを手掛かりにまとめればいいんだ!」と、板書をヒントに自分でまとめを書くことができます。中には、それでも書けない子もいます。その子のための支援として、例示のまとめを板書するだけではなく、キーワードのしたに◯色チョークで波線を引くのです。少しの工夫ですが、その少しの支援で、子供達が自分で書けるように促しているのだなあと思いました。

 発問と板書の大切さが分かったので、私も子供目線で工夫したいです。(林)
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