6月26日 第11回 3期生ゼミ記録(早川)

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 こんにちは!
 最近体を動かすことに楽しさを覚えてきております。3期生の早川です。実はこんな僕ですが高校野球をやっていました。雨が降ってもどんなに猛暑でもノックやランニング・筋力トレーニングに追われた日々が懐かしいです。暑いからこそ思いっきり汗をかく。気持ちがいいです。


 さて、今回静谷さんが紹介してくれた本は”人はいかに学ぶか”(稲垣佳世子・波多野誼余夫 著)という、今までの授業技術などを説いた本とはうってかわって、お固いタイトルのこの本。今回も今まで同様、発表を聞き、学んだこと感じたことを書き記していきたいと思います。


 まず内容に入る前に静谷さんの今回の発表自体に関して述べたいと思います。いつも静谷さんの発表を聞いて、内容もよく伝わってくるし、”後でどんな質問をしようかな”、”ホームページの記事には何をピックアップしようかな”などと色々考えるのですが、今回はそれが全くと言っていいほどありませんでした。完全に理解していることでさえも、他人に自分の考えを伝えるのは容易では無いのに、やはりその土台となる自分自身の理解がうまくできていないと、他人への発表もうまくできないのかと見ていて実感しました。

 今回、静谷さんが発表に使用していた本と同じシリーズの別タイトルのものを私自身が次の発表に使うので、静谷さんの失敗を活かして良い発表に少しでも近づけられるようにしたいと思います。


 それでは、内容に関してです。
 ”人はいかに学ぶか”という答えのなかなか出ないような質問に対し、社会的観点・ヒトという種としての観点・文化的な観点の大きく3つに分けてアプローチしていました。

 中でも、”貧困を理由に、商売としてキャンディーを売る子どもは、学校に行けていないにもかかわらず、どうすれば利益を出すことが出来、生き延びていくことができるのかを自ら考え、行動に移す力が備わっていく”というお話でした。このことから学校が全てということではなく、いかに子ども自身に能動的な学びをさせるかということが大事になっていくと言っていました。


 また、玉置先生からも助言をいただきながら、「先生も答えが出せないようなことを、学習者同士で議論させることで、学習者の学びはより深いものになっていく」というまとめで締めくくっていました。

 今聞けば、「主体的・対話的で深い学び」のことを言っているだけでは? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この本は30年近く前にかかれている本だそうで、近い未来にどのような学びが必要となってくるかを見事的中させていたということになります。

 その凄さはさておいて、教育実習で授業をする際も、できるだけ子ども同士で話し合いを深めることができるような授業づくりを少しでも意識しながら出来たら良いなと思いました。(早川)
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