7月24日 第15回3期生ゼミ記録(丹羽)

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みなさん、こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。今回で前期のゼミが終わり、菱川くんの発表をこうして振り返るのも最後だと思うと、なんだか寂しいです。(笑)

それでは気を取り直して、菱川くんの紹介してくれた『「学びあう学び」が生まれるとき』という本を紹介したいと思います。

私は菱川くんの発表を聴いて、学び合いをすることで考えが深まるだけでなく、子どもたちの中で考えることの心地よさが広がっていくのだということがよくわかりました。

この、「学び合い」には克服しなくてはいけないことがあります。それは『一斉指導方式』です。どういうことというと、昔は集団に効率的に教えるためにこの授業は続けられ、この方式のおかげで日本は短期間で教育の水準を引き上げてきました。しかし、現代において、教師の説明と発問で誘導し、チョークによる板書で一方的に教えるという知識伝達式の授業では子どもたちの未来を切り開く学力は形成できないのです。

 この方式における子どもたちの教室での姿は、詳しく語ることが少なく、単語程度の言葉でしか話せない子や、よく発言して活躍する子どもに偏りがあるというような子どもの姿があります。それではいけないのです。

『学びあう学び』を支える教師の役目として聞くこととともに大切なことを3つ紹介します。1つ目は考えと考えをつなぐことです。例え、子どもが正解を言ってしまってもすぐに次の問題にいかずに、他の子にも考え方を聞くようにすることで子どもたちのいろいろな考え方を共有することができます。2つ目は子どもの考えとテキスト(教材)をつなぐということで、何を目指すのかという課題を明確にします。3つ目は子どもと子どもをつなぐということです。これは1つ目に関連付けて行います。

この「つなぎ」を意識して授業をすることで聞き合い、考え合うことの楽しさが子どもたちの中で広がっていきます。

私自身、発表のとき意見を求めたら発言者に対してうまく返せなかったり、次の人にうまくつなげないので意識して頑張ってみようと思います。(丹羽)
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