授業の腕をあげる法則を読んで(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。夏休みになって、電車に乗ることもなくなりましたが、少しずつ読書はしていこうと頑張ってます(笑)

 今回読んだのは、向山洋一先生の「授業の腕をあげる法則」という本です。以前に玉置先生からゼミや講義で向山先生の法則を少し聞いていて、読んでみたいと思ったのでアマゾンで買いました。

 内容が濃く、全国のたくさんの先生から慕われているのだということがわかると同時に、実際に取り組める、すぐに行動に移せるような法則がたくさん書かれていたので、教育実習で活かしていけるような法則を3つ紹介します。

 1つ目は、趣意説明の原則です。何かをするとき、子どもたちに、指示の意味を説明します。どういう目的で行動するのかをはっきり理解して行動させることが大切です。また、号令というのは、一方通行の指示で、一方的に任務を与えることになります。これに対して命令というのは趣意と任務の両方を示すことになるので相手の存在を考えての行動となるということも覚えておきたいです。

 2つ目は、全員の原則です。指示をするときは全員に伝えなくてはいけません。その時のポイントを説明します。まず、手に何か持っている状態での指示は指示には入りません。そして、おへそを先生の方に向けなさい、と集中したのを確認してから話すようにします。追加の指示はしてはいけません。追加してしまうと、どんなに整然としたクラスでも混乱が生まれてしまうのできちんと一つずつ指示する必要があります。

 3つ目は、激励の法則です。教師は常に励まし続けることが大切だということです。教育の最も根本的な目標は「人間の生きていく気力を育てること」であり、そのためのやる気を出させる時に大切なのが、「励ます」ということなのです。誰にでも駄目だ。というのではなく、どうすればよくなるかを根気よく教えていくことで子どもたちのやる気につながります。

 私はこの本から向山先生の教育に向き合う姿勢をすごく感じることができ、跳び箱を全員に飛ばせる話は本当に興味深い話だと思いました。実際にクラス全員を飛ばすことのできる先生は多くはないと思いますが、もし私がクラスをもったら一度は向山先生の実践を試してみたいと思いました。(丹羽)
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