7月24日第15回3期生ゼミ記録(岡田)

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こんにちは。3期生の岡田です。

ついにゼミが終わってしまいました。伝えることの難しさはありましたが、まだまだやり足りないと感じてしまう程、楽しくもあり、充実感もあるゼミでした。

さて、今回は最終回、早川聡くんのゼミ発表について書きたいと思います。
「全員を聞く子どもにする教室の作り方」(多賀一郎)という本を紹介してくれた早川くん。今回の発表で正直私は「してやられた」と思いました。

私たちは初めにまっさらな余白だらけのプリントを配られました。活動を挟みながらどんどん話していってしまう早川くんに「もう1回言って!」の声ばかり上がっていました。
すると、早川くんはしばらくして余白の埋まった、全てが書かれたプリントを私たちに配りました。3期生はブーブー文句を言います。

しかし、これこそが早川くんが伝えたいことでした。プリントに書いてあることを読むだけだったり、1~10まで親切丁寧に細かいところまで話してしまったりするようでは、
適当に聞き流す習慣がついてしまいます。確かに初めから全てが書かれたプリントを配られていたら、私たちは目で追いながら聞くという状態になっていたと思います。まっさらなプリントだったからこそ、書かねば、聴かねば、という思いが働きました。
早川くんにはしてやられましたが、体感的に学ばされました。ありがとう。

そして、私が印象に残ったものとしてもう1つ挙げたいと思います。それは、教師が守るべき「聞く」ルールというものです。教師の話を聞かないときの注意の仕方と、友だちの発表を聞かないときの注意の仕方に差が出るのはいけない、誰が話していても聞くべきときに聞けていない場面では厳しく対処する、ということでした。先生が話しているんだから聞きなさい、などと「先生」が前提にあること自体が違うのだということを再認識しました。

誰かの話を聴くときは、目と心を傾けながら、相手の言葉を一生懸命受け止めようとすることが大切だと学びました。これから私たちは教育実習に向かいます。そのことを頭に置いて、児童生徒の話を受け止めながら聴いていきたいと思います。(岡田)
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