小牧市立味岡小学校の飛び込み授業に見て(丹羽)

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こんにちは。3期生の丹羽 亜由美です。
今回は小牧市立味岡小学校で玉置先生による道徳の授業を2つ、和田先生による算数の授業を1つ参観させていただきました。そこから学んだことを紹介します。

1時間目は4年3組での道徳の授業でした。クラスの雰囲気も学ぼうとする姿勢の子が多く、落ち着いたクラスでした。「ドッチボール」という教材で、朝の歌をうまく導入とつなげて展開されました。軽快なリズムで一人一人が自分と重ね合わせて意見を言っていき、答えられない子に対してもそのままスルーするのではなく、最後にもう一回聞くことで誰もが参加できる授業だなと思いました。ゆさぶりの発問に対して、「んー。確かになあ。」と反応する子だったり、それに対して反対する子だったりすごく面白い授業でした。


2時間目は6年5組での道徳の授業「夏の日のこと」を見ました。こちらも学級目標を導入につなげて、同じパターンで進められました。教材が変わってもパターンは同じでいけるのだなと実感できるとともにゆさぶり発問の重要さをすごく感じました。ゆさぶり発問によって子どもの本音が出るし、考えが深まります。また、主人公の気持ちを考えるのではなく、自分ならと考えることが道徳では大切なのだと学びました。


3時間目は3年2組の算数の授業でした。和田先生の算数では「見方・考え方」がすごく重視され取り入れられてる授業でみんながみんな同じような考えの子にならないようにな工夫がたくさんされていました。これは急にはできないけれどスパイラルに行なっていくことが大切だと学びました。また、教科書ばかりにとらわれず、子どもが問題を解きたいと思えるような導入を作ること、授業は逆算して、最後に子どもが何を言ったら成功かということを考えて作るということを学ばせていただきました。


本当に全ての授業が素晴らしいの塊で自分が受けたくなる授業でした。授業を見る前に和田先生から授業記録のメモの仕方について教えていただきました。その内容は、「子どもの声を聞いたままメモをすること」メモをするときに子どもの言ったことに勝手に付け足しをしたり、言い換えたりしてはいけないということです。教師は子どもありきで成り立つのであり、子どもの声にどう反応するか、子どもにあった発問を考えることが求められるそうです。なので子どもの言葉を全て拾おうとすると子どもの表情なんて呑気に見ていられないそうです。実際そうでした。書くのに必死でどんどん飛び交う子どもたちの声を拾うのに必死でした。ですが、授業が終わった後感じたことはどんな授業だったのか、いつ先生がどんな発問をして子どもの反応はどうだったかが鮮明に思い出されるのです。衝撃を受けました。教育実習のときは子どもたちのことしか見ておらず、メモなど何もとっていませんでした。今思えば先生の発問も子どもの反応も思い出せません。これこそ玉置先生が日頃おっしゃっている「書くことによって学ぶ」につながっているのだと思います。中学校実習では和田先生の実習記録を生かしてたくさん記録を取っていきたいです。(丹羽)
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