9月26日2期生ゼミ記録〜岩田さん〜(石川)

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9月26日2期生の後期最初のゼミを行いました。後期のゼミは、授業提案を行い、それをもとに教材研究の在り方、授業技術、教師としての構えをゼミ生みんなで学び合うという内容です。私は、岩田さんが行った「社会科 米作り」での学び合いをまとめます。

○岩田さんの授業を受けて
 岩田さんの授業はとてもにこやかにハキハキと進められました。授業始めでは、「秋」→「秋といえば」→「食欲の秋」→「米」→「米作り」と今の季節から本時で考える事を想起させており、ただ一方的に教師が提示するより主体的に考える事が出来ました。また、米作りの流れなどの写真や手書きのワークシートなど、準備量の多さを感じました。しかし、一部発問が不鮮明な部分や、私たちにとっても難しい活動などがあったように思いました。

○研究会の記録
・導入部分の写真Aと写真Bの比較について。
 岩田さんは2枚の写真(手植え・田植え機)を提示し、「今の時代に使われている方法はどっち?」と発問した場面がありました。「今の時代」ということで効率のいい田植え機の方を選んでほしい状況ですが、今の時代でも手植えは行われています。そこで「発問が正しいかったか」という所を含めて学び合いを行いました。
学び合いの中では、『一方の写真を提示して「何をしている写真でしょう?」の方がシンプルではないか?』という意見などがみられました。

・困った児童(寝てしまう児童)について。
 今回は、困った児童役として、古川さんが寝てしまう児童を演じていました。授業の序盤から寝ていたそうですが、岩田さんはペアで話し合う活動を行った際に隣の白井さんが訴えてから気づきました。
 玉置先生はこの場面に対して「教師は、見ているようで見ていない」とおっしゃられました。授業を進行しないといけないという立場上、どうしても余裕がなくなってしまい、「見ているようで見ていない」状態になってしまうそうです。どんな場面でも子供達を意識して「みる」ことが児童の変化に気付く第一歩であるように感じました。

・米作りの順番を並び替える活動について。
 この活動は、米作りの工程を撮影した8枚の写真を実際に行われる順番に並び替えるというものでした。ここで岩田さんは、8枚の写真を一度に黒板に提示し、活動に移りました。工程には私たちでも知らないようなものもあり、全員が戸惑いを見せました。
ここでは、「主発問はみんなが分かるように」ということを念頭に置き、『写真を小出しにする』や『写真に説明を加えてから活動を行う』などの意見が出ました。玉置先生も含めて意見を出し合いましたが、結論は出ませんでした。

 改善点をピックアップして研究しているため改善点が目立っていますが、準備の量や教師としての姿勢は見習うべき所があるなと感じました。また、岩田さんのキャラクターが全面に発揮されており、受けていながらも元気をもらえたような気がします。岩田さん、お疲れ様でした。

(石川)

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