10月30日落語家とプロ教師直伝「うまい授業のつくり方」に参加して(岩田・牧野)

画像1
 こんにちは。10月30日、一宮市立大和西小学校で行われた、「落語家直伝 うまい授業のつくりかた」に参加させていただきました。今回は、ゼミ生6人の参加でしたので、2人ずつ分けてここでは、2期生岩田と牧野の学びをまとめたいと思います。



 「落語家直伝 うまい授業のつくりかた」という本は、アマゾンで評価が4以上を獲得しているとても人気のある本です。落語家の立川談慶さんと玉置先生との共著であり、もちろんわたしも持っています。きっとゼミ生ならみんな持っています。本日は、そんな落語家から見た、教育にいかせるとてもためになるお話を聞くことが出来ました。以下にその学びをまとめます。


 談慶さんのお話は初めから最後まで面白くあっという間に時間がたってしまいました。驚いたのは、教育と結びつく部分が非常に多いと言うことです。本を読んだときも感じましたが、落語家も教師も一人で何人もの人を相手にする職業です。自分の力量次第で全く異なる結果に結びつくことも多々あると思います。
 今日はそのような共通点の多い2つの職業のお話の中から、教師としても、一人の人間としても意識して生活していきたいと感じたことをまとめていきます。


 それは、「言葉にならないものを学ぶ」ということです。言葉にださないと分からないということも言われることも多々ありますが、その先を読んで感じ取ると言うことがこれからの自分にとってとても大切なことなのかと思いました。顔色、行動、癖、考え方など人によって様々な相違点がありますが、それら全てを読み取ることでどんなところでも生きていけるそんな人になれるというお話がありました。4月から教壇に立つわけですが、教えてもらっていないでは済まされないと思います。先生も、「全ては教えられない」とおっしゃられていました。教えられたことや感じ取れることから、自分の視野を拡大し最終的に自分らしい人生にしていくことが、最も望ましいことであると感じました。そうすることで、自分のフィールドも広がり自分の可能性を伸ばせるかもしれないと思いました。


 ここまで達するのはまだまだ時間がかかりそうですが、日々の生活の中でも意識的に人と人との空間を読み取ることの出来る人になりたいと思いました。教師になってもそうですが、教えてもらわなくとも行動できるそんな人になれるように、今からスキルを身につけていきたいです。まずは日頃の行動から!頑張ります。本日はありがとうございました。(岩田)



私はこの講演で特に印象に残った言葉が二つあります。


 一つ目は、「個性は迷惑」です。私は教員採用試験の勉強中「個性の伸長を目指し...」という言葉をよく目にしました。しかし、この講演ではその個性が「迷惑」となっていてとても驚きました。落語の型を体に染み込ませるために個性はいらないというものでした。個性とは、つけようと思ってつくものではなく、型にはめようとするがそれでもでてくるものが個性であるとおっしゃっていました。私は、個性の伸長という言葉を誤ってとらえていたことにこの講演で気がつき、学校現場にある規則などの型の中にあてはめてもそれでもでてくるものが個性で、その溢れ出た個性を教師がキャッチして伸ばすことだと改めて思い直しました。


 二つ目は、「独演会名人」という言葉です。自分の居心地の良いフィールドで落語をすることを指すそうです。この場面は学校現場でも置き換えることができると考え、自分の好きな子どもを中心に授業をする光景が浮かびました。ここで言う好きとは都合が良いという意味です。これでは、授業の流れがきれいになるだけで誰のための授業なのかわからないなと思いました。子どもが教師を評価する場面をもうけるなどして、独演会名人にならないように気をつけたいなと思いました。(牧野)
 
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30