11月30日岡崎市立形埜小学校 算数科授業研究会に参加して(寺坂)

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11月30日に岡崎市立形埜小学校で行われた、算数科授業研究会に参加させていただきましたので、そこでの学びを書きたいと思います。玉置先生の師範授業と、有馬先生の算数の授業の順で書かせていただきます。


算数の授業ってどのようなイメージを持たれるでしょうか。多くの方が、試行錯誤の末に答えが必ずあるというイメージを持たれるのではないでしょうか。そういう理由で、算数が好きな方もいるでしょう。しかし、玉置先生のこの日の授業は、「答えのない算数」でした。授業を受けていた4・5年生の児童は、きっと初めて出会う算数に驚きを隠せなかったと思います。なにせ、22年生きてきた私でさえ初めて向き合いました。授業の概略は、先生の仕事日記に記載されていましたので書きませんが、難しい問題に頭を抱えながら取り組む児童、「えー、分からん。」「あー!なるほど」という呟き、席を立って話し合う児童の姿を見てこれが、「対話的で深い学び」なのだなと感じました。
授業の時系列はずれますが、5枚のカードを用いて「1」という数字を作ることができた児童たちに玉置先生は、「次はどんな数を作りたい?」と聞きました。すると、児童たちは「2!」と身を乗り出すように言った姿が印象的でした。学びたい!という主体的な姿も見ることができました。
玉置先生の授業では、「主体的・対話的で深い学び」というキーワードがすべて詰まっているように感じました。


有馬先生の授業では、先生が取り組まれている「算数日記」というものにとても関心を持ちました。算数の授業後に、学びを日記のようにつけていくものです。校長先生と有馬先生は、「書くことによって学ばせている」という言葉を仰っていました。今回の授業は算数日記を書く時間がなく「言える人?」という考える時間もほとんどない中で、6年生の児童は「自分で工夫して楽しくできた。勉強になった」という、すぐに考えたとは思えない感想が出てきました。書くことによって力が付くということを感じました。
内容の面では、授業の導入(前時の復習)が展開へと繋がっていて、一貫性を感じました。また、子どもに答えの予想を立てさせていて、内容に対して興味を持たせ続けていました。実際に、子どもも前のめりに授業に参加していました。
授業も、子どもに寄り添っていて進んでいて、少人数の良さが出ていてるように感じました。

最後に、、、、形埜小学校。とても雰囲気が良い学校でした。どこか温かさを感じる校舎と仲の良い先生方、55名の元気とはとても思えないパワフルな子供たち。玉置先生も「ここならもう一回勤務してもいいなあ」と思わずおっしゃっていました。本当に素敵な学校でした。あまり言いたくなのですが、子どもたちと昼休みサッカーをしたので、次の日筋肉痛になりました。(寺坂)

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