日本一ハッピーなクラスの作り方を読んで(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。教育実習を無事終えさせていただき、また電車通学が始まったので積極的に本を読んでいきたいと思います。今回紹介させていただくのは金大竜先生の「日本一ハッピーなクラスの作り方」という本です。この本からは先生の子どもたちに対する想いや、考え方、教師という仕事を誰よりも楽しんでいることがたくさん伝わってきました。中でも印象に残ったハッピーなクラスの作り方を3つ記したいと思います。

 まず、1つ目は人を大きく2つに分けると「知覚考動」か「知覚動考」に分かれるそうです。前者は自分に出来るのかしっかりと考えてからやってみるというもの、後者はまずはやってみて、やりながら自分に合っているか考えるというものです。みなさんはどちらが当てはまるでしょうか。残念ながら、前者はほとんど行動に移すことが出来ない人だそうです。人間は動く前に考えると損得を考え、次に出来ない理由を考えてしまうからと書かれていました。ハッピーなクラスにするためにはまずは教師が「知覚動考」(ともかくうごこう)なのです。私はよく考えすぎてなかなか行動に移せないことがあるのでまずはやってみる、チャレンジしてみることが大切なのだと感じました。

 2つ目は教師の立ち位置で子どもの聞き方・話し方が変わるということです。子どもは基本的に教師に体を向けて話を聞きます。なので、話し合いの時は発表をしている子どもの後ろに立つようにすると、「〇〇さん話している人に体を向けて素晴らしいね」とみんなの前で認めることによって聞き方が定着していくそうです。これは教育実習のときにやってみたかったなと思ったので、この本にもうすこし早く出会えていたらよかったなと残念です。

 3つ目はこっそりとリーダーをした回数を数えておいて、10回になった子どもに表彰状をあげるというものです。先生の学級ではいろんな場面でリーダーを作る機会があります。リーダーをやった回数を数え、みんなの前で認めてあげることによって、外発的な動機でなく、自分の力でみんなをハッピーにしてあげたいという思いで動けるような子どもになっていくそうです。これは私自身が担任を持ったら是非やってみたいなと思うことでした。

 この本から金大竜先生がいかに子どもと真摯に向き合い大切にしているかがよく伝わってくる勉強になる一冊でした。先生の他の本も読んでみようと思います。(丹羽)

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