12月12日(火)二期生ゼミ記録(岩田)

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 こんにちは。二期生岩田です。二期生も全員が無事に卒論の一次提出を終えました。ほっとしたい時であると思いますが、本日は12月に入ってからの初めてのゼミでした。今日は授業者の石川君の記録をしたいと思います。


 石川君の授業は小学校6年生の社会科の授業でした。単元は「巨大古墳と豪族」で授業の最終的なねらいは、豪族の力の大きさについて考えることでした。導入から課題の提示までの約10分間の中での記録をします。


 1.具体的に想像できるような数値化をする。

 本日の授業の中で、古墳の大きさに気づくというシーンがありました。写真があり、視覚的に理解することができたので、おおまかな大きさの把握はできていましたが、教科書に表されていた、全長486m、高さ35m、横幅305mといったような数値を、子供たちにも分かるような身近な具体物に置き換えることでより実感がわくのではないかという意見が出ました。何階建てや、運動場何個分といったような、イメージしやすいもので表現することで、より一層授業に引き込まれるのではないかと感じました。

 2.○×法の効果的な活用法

 今回、石川君は大仙古墳が「一人のお墓だったのか。」「一族のお墓だったのか。」という発問において○×法を活用していました。指示が明確で、教師サイドが多くを語らなかったため、とても○×法が生きたと思います。結果として、○と×の割合も半分位に分かれ、子供たちの自然な意見が取り入れられていたような気がします。そこで、さらにプラスアルファとして、○×法を意図的指名に使うだけでなく、子供たち同士での共有法として活用できるということを学びました。○×をつけさせる→話し合わせる→何を話していたのか発表させる というような流れのある活用法があるということを知りました。


 3.子供に課題を作らせる

 これは、わたしも毎回自分の課題として上がるのですが、実際にとても難しいことであると思います。本日であれば、「たった一人のためにどうして大きなお墓を作ったのだろう。」というニュアンスの言葉を子供たちから出すことができればよかったのだと思いますが、なかなか難しいと感じました。子供たちから、子供たちの言葉で課題を作らせるためには、導入部分での授業への引き込み方によって、変化するのだと思いました。


 今回は、有田先生の本を読んで、授業を作ってきた石川君。社会科のプロ教師の技をまねて授業準備をしてきたこと、私も見習いたいと思いました。明るく、楽しく、社会科の授業を受けることができました。お疲れ様でした。(岩田)
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