東海市立三ツ池小学校での参観から学んだこと(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日東海市立三ツ池小学校での道徳授業に参観させていただきました。そこから学んだことを3つ書かせていただきます。

 まず1つ目は「道徳は想像する教科である」ということです。これは私自身が教育実習を通して反省したことでもあるのですが、どうしても資料から離れられなくて、国語の読み取りのような授業になってしまうと、国語ができる子で進んでいく授業になってしまうため、道徳では自分と重ね合わせたり、主人公の気持ちを想像して子どもたちの心にいっぱい汗を掻かせることが大切だと学びました。

 2つ目は玉置先生の道徳を見て毎回感じるのですが、「リズムと間」を大切にされていることです。初めの導入部分で資料から想像できることを挙手させて言わせるのではなく、順番に当ててリズムよく授業を進められていました。こうすることによって全員参加の授業、子どもたちにとっては「全員が当たるんだ」という覚悟をつけさせることができます。また、答えられなかった子どものフォローも決して忘れてはいけません。答えられなかったり、戸惑ってしまった子には最後にもう一回聞いたり、確認したりします。こうすることで子どもは置いていかれてるという気持ちがなくなるとともに、周りの子どもたちも「先生は分からなくても待ってくれる、もう一回聞いてくれる」という安心感に繋がるのだと感じました。教師は一挙手一投足が大切なのだと学びました。

 3つ目は「わからず屋になる」ということです。これは揺さぶり発問の時に抜群の効果を発揮します。あえて子どもたちに強めに揺さぶり、教師が分からないフリをすることで子どもは深く考えるようになったり、教師に自分の考えを伝えようとします。玉置先生は子ども一人一人の反応や表情を見逃さず、どんどん意図的指名をされていました。子どもが言っていることを教師の言葉でまとめるばかりではなく、深く考えさせるためにあえて物分かりの悪い教師を演じることの重要性を学びました。

 授業の最後はエレベータートークを使って思ったことや今後大事にしていきたいことを話すことで話す練習になるだけでなく、子ども自身で1時間の授業をまとめていると実感させることに繋がると感じました。

 今回は初めて1人での参加でとても不安でしたが、三ツ池小学校の先生方が温かく迎え入れて下さり充実した時間を過ごさせていただきました。玉置先生も素敵な道徳の授業をありがとうございました。(丹羽)

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