1月16日春日井市養護教諭会講演に参加して(早川)

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こんにちは。3期生の早川です。
先日、私の出身の春日井市にて行われた養護教諭会に参加しました。

会場には私が小学生・中学生の頃にお世話になった先生方や、昨年の秋に教育実習でお世話になった先生もいらっしゃいました。大学3年生になった私のことを見て「覚えてるよ」と声をかけてくださった先生もいらっしゃいました。(本当かどうかはわかりません(笑))この記事では玉置先生の講演内の授業技術についてではなく、テーマに沿ったことのみを記述したいと思います。

さて、この会のテーマは「がん教育からいのちの大切さについて考える」でしたが、それを見て私の中で、果たしてどのような内容で玉置先生はお話をするのか、なかなか想像することができませんでした。そのような脳内の状態の中、特に印象に残っていることは「当たり前のことは当たり前ではない」ということです。

全くがん教育と関係ないのではと考えてしまいますが、このことは小児がんに苦しんだ1人の女の子の姿からそのように感じました。
その女の子は幼い頃からがんを患い、闘病生活を続けながらも、学校に通い友達と遊んだり、一生懸命勉強に取り組んだ。ベッドから自分の力で起き上がることができなくなっても、ノートを抑える力がなくなってしまっても、いのちの続く限り勉強に取り組もうとした。少し字を書いては息を吐き、また少し字を書いては息を吐き。
そんな様子を見たお父さんは「もうそんなに頑張らなくていい。」とも言ったそうです。

死が近づいていることをわかっているにも関わらず、最後の最後まで勉強をしようとしている。毎日学校へ行き、友だちと話して、遊ぶことを繰り返すことがどれだけ恵まれているか。そんなかげがえのない一人ひとりの子どもたちを先生、そして学校は預かっているということを決して忘れてはならないなと感じました。

まだ私は教員の身ではありません。しかし将来教員になったときには、授業内容を細かく考える以前に子どもたちが”与えられた人生を全うしようとしている”ことを決して忘れないようにし、”当たり前”のありがたみをしっかり自分の言葉で語れるよう様々な経験を積んでいきたいと思います。(早川)
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