「学級づくりカレンダーをもとに創る わくわく算数授業」(志水廣 編著 和田裕枝 著)から 3(嶋藤)

○P30 15行目より
間違った答えを書いた子に対して、「もう一度よく考えてごらん」と言っていませんか。子どもは自分なりにしっかりと考えた結果、発表しています。だから「もう一度よく考えてごらん」と言われても、子どもには納得がいきません。発言の中には、必ず「授業にいかせる点」が含まれています。それを聞いてあげてほしいのです。子どもの発言の中から素晴らしいキーワードを見つける耳を教師が発揮すれば、それを手本として、他の児童も友達の意見を活用するすばらしい学級が育ちます。

●以上のことから
間違った答えでも、子どものその発言の中からキーワードを見つけて授業にいかしていくことが大切であると考える。しかし、教師がしっかりと子どもの発言に耳を傾けていないとできないことであるし、当然間違った答えだから的外れなときもあるから、そんなときはどうやってその発言をいかしていくのかわからない。難しいが、せっかく発言したことを「もう一度考えてごらん」と言うのは良くないので、素晴らしいキーワードを見つける耳を教師は持たなければならないと考える。(嶋藤)

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