「学級づくりカレンダーをもとに創る わくわく算数授業」(志水廣 編著 和田裕枝 著)から 4(嶋藤)

○P34 21行目より
 一方、動ばかりの授業では、実験をする、操作をする、作業をする、話し合うなどの体験活動が主流となる授業です。この授業は受け身の授業よりはよいと思われます。ところが、この授業も問題があるのです。
 動ばかりの授業では、絶えず誰かが話しており、ごく一部の子どもの意見で授業内容が進んでしまいます。他の子どもは「聞いている」という活動が長く、「自分で考える」「自分の考えを検討する」「自分で判断してみる」という時間が確保されません。その結果、学習の理解度が今ひとつということがおこりかねません。

●以上のことから
 自分の考えを発表するなど、子ども同士が声を出して学び合うばかりの授業では、一部の子どもだけで授業が成り立ってしまうので、静と動ばかりのある授業が大切であると考える。じっくりと考えさせる時間を作ってあげることで、それぞれに考えを持つことができるのである。(嶋藤)
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28