1月13日教師力アップセミナー(鏑木良夫先生)に参加して(松井、杉下、堀江、牧野)

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 参加した一期生4人の記事をまとめさせていただきます。

 今回のセミナーで心に残った言葉は、「知識がないところに主体性はない」です。子どもが自ら学んで、課題解決をしていくにはどうしたら良いか、日々悩みながら授業を考えていますが、『はじめに教科書の結論を予習として見る』という考えはありませんでした。

 確かに、事前に知識があれば、その知識を使って他の問題を解いてみたいという気持ちになります。学級の全員がもっと学びたいという気持ちになると思います。セミナーでは、鏑木先生の理科の授業のビデオを見ましたが、子どもたちは本当に目を輝かせながら実験をしていました。私もあのビデオの子どもたちのような表情を引き出せるような授業を考えていきたいと思います。ありがとうございました。(堀江)


 今回の教師力アップセミナーの講師は鏑木良夫先生。先行学習という言葉は知っていたが、中身はくわしく知らない状態での講演。NHKで放送された授業映像を見て、なるほどなと思う。

 予習では、次時に学習する結論をノートに書く。授業では、最初にもう一度結論をノートに書いて、子どもが理解度を示す(5段階で判断)。その後は対話したり教師が補足したりするときや、応用問題に挑戦するときがあるという。最後に、子どもが理解度を黒板に示すという流れだ。

 鏑木先生が話していた応用問題はなかなか難しく、子どもが本当に解けるかという気持ちにもなったが、予習していることで安心して学ぶことができるというお話は、そうかもしれないと感じる。

 学級に関するチェック項目では、耳が痛い項目もあり。鏑木先生もおっしゃっていたが、細かいことの積み重ねが大事。教室で意識することがたくさん見つかったセミナーだった。(松井)


 教師力アップセミナーにて、鏑木先生のお話を聞かせていただきました。今回のお話のメインは、先行学習についてです。正直私は、鏑木先生のお話を聞くまで、予習をして授業にのぞむことをあまり良いとは思っていませんでした。授業をする中で、塾で習ってきた子どもたちが結論を先に言ってしまい、他の子どもたちの新しい発見の機会がなくなることを懸念していたからです。

 しかし、今日鏑木先生のお話を聞いて、自分が先行学習についていかに理解していなかったかわかりました。予習をすれば、構えをもって授業にのぞむことができます。結論がわかっているため、観点がずれることもありません。

 また、結論がわかったからといって新しい発見がなくなるわけではありません。実験をしてみないとわからないことや、実物を見て、触って、初めて気付くこともあります。自分の先行学習への価値観が変わったセミナーでした。

 私もぜひ実践してみたいと思いましたが、そのためには深い教材研究や教師の力量が必要であると思います。先行学習が生きる授業をするために、自分自身を高めていきたいと思いました。(杉下)


 1月の教師力アップセミナーの先生は、鏑木良夫先生でした。セミナーの前に、先生の著書である「もっとわかる授業を! 先行学習のすすめ」を読ませていただきました。初発の感想は、上手く言えないのですが、大学の教科書に近いなと感じました。なぜなら、考えや実践だけでなく、用語の説明や先行学習を行った方の感想がたくさん書かれていたからです。また、先行学習についてだけでなく、授業スキルも具体的に36項目も挙げられていて、月曜日からに早速生かすことができそうです。

 本を読んで、鏑木先生はたくさんの勉強と実践を重ね、自分の軸をしっかりと持っている方、少し厳しい方かなとイメージしていました。しかし、実際にお会いしてみると、物腰柔らかな方で、参加者とも気軽に話してくださる、とても優しく謙虚な方だというイメージに変わりました。

 講演を聞いてとても印象的だったことは、「知識のないところに、主体性はない」という先生の言葉です。私は今まで良かれと思って深く考えずに、「何か質問はありますか、気づいたことはありますか」と子どもに問いかけ、子どもから広げようとしていたことが多々ありました。しかし、このやり方は分からない子、知らない子にとっては苦痛であっただろうし、分かる子にとっても、先生の言いたいことを言わせていただけかもしれない、と思いました。もちろん、このやり方がいいときもあるだろうし、問題解決学習と先行学習を使い分けていくことが必要だと分かりました。どう使い分けていくと良いのか、これからの課題ができました。

 セミナーの終わりに、玉置先生と、1番初めにこのセミナーに参加してからもう3年が経つのか、という話をしました。1番初めに参加した菊池先生の講演は今でも覚えています。思い返すと、たくさんの素晴らしい先生方の話を聞くことができていたんだと、教員になって強く実感しています。このような機会を作って下さった先生方に改めて感謝をしたいと思います。(牧野紘)


※ 堀江さんは先に帰られたので写真を一緒にとることができませんでしたが、記事を書いてくれました!

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