教師になるにあたって(岩田)

 こんにちは。2期生岩田です。卒論発表会の記事は書きましたが、今日は、その後の懇親会のことを記事にしたいと思います。もちろん懇親会楽しかったね。という内容ではないのでご安心を。


 懇親会時に、和田先生からいただいたお話にとても感銘を受けたので、拡散したいと思います。

 「子どもは先生からほめられた1を0にはしない。だから、教師はその1をいかにして2,3,4と増やしていくか。」

というお話でした。


 これは私が先生に質問をさせていただき、お答えの中にあった話です。教育実習時もそうですが、私は子どもたちの予想外の意見や答えに適応することが苦手です。原因は明確で価値付けが下手だからです。自分が授業を進めたいと思う方向から少しでもそれてしまいそうになると、不安と怖さで自分が焦ってしまいます。それが価値付けをないがしろにしてしまっているとも感じていました。


 子どもたちは個性いっぱいで、算数が得意な子、字がきれいな子、飽きっぽい子、人よりも行動が遅い子など様々です。つまり、Aさんは褒めることが10個あるけれど、Bさんは褒めることが1個しかないということも当然あり得ることです。教育実習でもこんな経験があったなと感じていました。自分が目についたことだけを価値付けていましたが、「ほめられた1を0にはしない。」という言葉を聞いて、子どもたちにとっての価値付けの重さを実感しました。どんなにやることが遅くても、苦手なことでも、飽きっぽくても先生に褒められたことはしっかりと行うと先生は言われていました。そしてその子の1を2にすることが教師の手にかかっているとお聞きしました。


 今まで、形式的に価値付けを行ってきましたが、表面上の薄っぺらな価値付けであることが子どもたちにも伝わっていたのではないかと思います。価値付けをすることが目的ではなく、価値付けをしてどのような子どもたちにしていきたいのかというところに着目すべきであると感じました。


 講演会でも4月からためになるお話をたくさんお聞きすることが出来ました。クリエイティブな仕事である教師を楽しめるように、学んだことを生かしていけるようにしたいと思います。和田先生お忙しいところありがとうございました。(岩田)

※写真は祖父江小学校を訪問したときの岩田さんです。
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