レゴランドでのプログラミング体験(中田昂樹)

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ご無沙汰しております。一期生の中田です。
今回は、レゴランドでのプログラミング体験について記事にしたいと思います。
2/3、節分の日に行って来たので、オフィスの入り口にレゴで鬼が作ってありました。

さて、次期指導要領では、プログラミング教育が取り入れられるそうです。
そのことは知っていました。しかし、「プログラミング教育って何?」という状態でした。
なので、今回のプログラミング体験はとてもいい経験になりました。

実のところ、玉置先生からレゴランドでのお誘いを頂くまで、プログラミング教育についてはほぼ知りませんでした。お誘いを頂いてから、書籍を読みました。

今まで、プログラミング教育というのは、コンピューターの難しい言語を覚えて、パソコンにカタカタと言語を打ち込んでいく力をつけさせるものだと勝手に思い込んでいました。

全然違いました。

プログラミング教育を通して、身につけさせたい力というのは、論理的思考力や問題解決能力であり、情報機器がありふれた社会で、生きてぬくために必要な能力を向上させるための新しい教育だと知りました。

2045年には、AIの知能が人間を超えるそうです。それを「シンギュラリティ」と言うそうで、今ある職業の50パーセントがなくなるのだとか。情報機器に使われる人間ではなく、それらを使いこなせる人間を育てるためにも、プログラミング教育の必要性を感じました。

大学時代に、「スクラッチ」という無料のプログラミングソフトを使った授業がありました。とても簡単に、自分のイメージする動きを命令として出し、対象を動かすことができました。画面上で、自分が意図した動きをさせられたときは、嬉しかったです。

今回のレゴランドの体験では、ロボットに命令を送って動かしました。タブレットで命令を考え、それをロボットに送って動かしました。一つのミッションを達成するのが目標でした。「スクラッチ」とは違い、実際に目の前でロボットを動かせるというのは、より児童の興味や関心を引けるなと感じました。

まず係のお兄さんが、ロボットの操作の基礎・基本となるものを教えてくれました。その後、自分たちでミッションに取り組みました。たった一つのミッションで、「簡単そうだな」と思っていました。しかし、いざ取り組むと全然できませんでした。

ロボットに命令を送って、ロボットが自分のイメージと違う動きをする。
どこで、間違っているのかを確認する。
そうして、またプログラムを考え直し、また命令を送る。
それでも上手くいかなくて、もう一度プログラムを考える。

何度も何度も失敗と試行錯誤を繰り返し、ようやくロボットが自分の意図する動きをしてくれた時は、ものすごい達成感がありました。自分が熱中したように、子供たちも楽しみながらプログラミングを学ぶことができそうで、とてもいい体験だなと思いました。

レゴランドでのプログラミング体験を通して、実際に自分が感じたことは、「失敗なくして学べない」ということです。トライアル・アンド・エラーを繰り返していくからこそ、課題を解決することができるし、課題を解決した後には大きな達成感を得られるのだと思いました。また、命令の順番を何度も考えることで、論理的な思考力を身につけることができるのだと思いました。

エジソンが、電球を発明したときに、1万回失敗したそうです。
しかし彼は、「失敗ではない。うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ」と。
プログラミング教育では、失敗経験を多く積み、失敗を恐れずに物事に立ち向かう精神をも養うことができるのではないかと思います。

プログラミング教育でのたくさん失敗が、子供たちが大人になった時の成功へとつながるように、自分自身がもっと勉強しないといけないなと感じました。

今回は、このような貴重な体験を設けていただいた、玉置先生はじめレゴランドジャパン、日本教育新聞社、関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。(中田昂樹)

※ このときの様子(座談会)は、2月26日付けの日本教育新聞に、掲載予定とのことです。(玉置)
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