2月24日 愛される学校づくりフォーラムに参加して(山下、嶋藤、松田)

画像1
 こんにちは。3期生の山下です。今回は2月24日の愛される学校づくりフォーラムに参加して学んだことを山下、嶋藤、松田で書かせていただきます。

 まず寺坂さんの授業を見て感じたことは、玉置ゼミでの学びが授業の中にたくさん盛り込まれているということです。必ず全員に覚えて欲しい基本的な知識は1人が答えて終わりではなく何人にも答えさせることや「今何にうなずいたの?」「〇〇が良かったからみんなの前で話してくれる?」など子どもの反応をみて指名することなどこれまでのセミナーでいいなと思っていた技術を取り入れていました。技術として知っていてもそれを授業の中で実際に子供に対してすることは難しいことだと思うのでさすがだなと思いました。私も一年後には寺坂さんのような授業に近づけるようたくさんのセミナーに参加して行きたいと思いました。

 次に和田先生の模擬授業ではいくつもの見方・考え方を身につけさせようとしている点が印象的でした。どのやり方でも答えは同じになるけれど、樹形図を書いたり、表で〇×を書いたり、一つ一つ組み合わせを書き出したりと様々な考え方を子どもから引き出していました。また、1組対2組と2組対1組が同じなのか違うのかというところに着目した生徒を取り上げて前時との違いを考えさせたのも学びが深まったポイントであると思いました。

 最後に野木森先生の授業では教材研究の奥深さを感じました。野木森先生は実験を映像で流し、説明を加えていました。子供たちからでた疑問に「じゃあ見てみようか」と全ての実験を提示できたのは教材研究と事前準備がしっかりされていたからだと思います。すべての疑問を想像することは難しいですが、教師がどこまで生徒の疑問を予想できるかで授業の質は変わってくると思います。映像を見せることで子どもは「じゃああれは?これは?」と知的好奇心を刺激され、主体的に学ぶことができると思いました。たくさんのよい授業を見て刺激を受け、学ぶことができました。ありがとうございました。(山下)

―――――――――――――――――――――――

 こんにちは。3期生の嶋藤です。午後からの3名の模擬授業をみて学んだことを書いていきたいと思います。

 まず、我が玉置ゼミの2期生寺坂さんの社会の模擬授業についてです。授業をみて思ったことは、教師の話す時間がとても短いということです。どんどん子どもたちをあて、喋らせていくスタイルがとても素晴らしいと感じました。そして、日本が食料自給率0%法を検討中ということに対し、子どもたちが賛成か反対に分かれて意見を言い合う授業にすることで、一人ひとりが自分の考えを持ち、それを周りに伝え、また考えるという主体的・対話的で深い学びができている授業だと感じました。素晴らしい授業でした。尊敬です。

 次に、和田先生の算数の模擬授業についてです。学んだことは、算数は答えが分かればよいではなく、いろいろな考え方ができることが大切だということです。今回の授業で言えば、樹形図を使う、表を使う、一つ一つ書く、などいろいろな考え方がありました。ただ一つのやり方でできればよいのではなく、他のやり方でやっても、最終的には同じ考え方でやっているということを子どもたちに気づかせることが大切だと思いました。すぐに「どうやってやるの?やり方教えて」と言ってくるような子どもにしてはならず、そうならないためにいろいろな見方・考え方で問題を見させることが大切だと思いました。

 最後に、野木森先生の理科の模擬授業についてです。私は生徒役として参加しました。生徒役として感じたことは、実験するときに方位磁石が必要になるということを子どもたちから引き出させる先生の引き出し方がとても上手だということです。はじめ、普通の磁石を使って調べていて、針の両側の先にくっついてしまい、困っている時に先生がすかさず、「普通の磁石を使うと強すぎるんだったよね?じゃあ、何を使えばいいんだった?」と助言を言い、方位磁石だ!と気づくことができました。このように少し困っているときに言いすぎず、適切な助言をすることで子どもたちは自分で導き出せたと思えるので、私もそういった助言を机間巡視のときに言えるようにしたいです。

 今回も多くのことを学ぶことができました。寺坂さんのようにたくさん学んで、素晴らしい授業ができるようにこれからのセミナーにも積極的に参加していきたいと思います。ありがとうございました。(嶋藤)

――――――――――――――――――――――――

 午後に行われた3つの模擬授業についてそれぞれ印象的であったことを書きます。
 まず、寺坂さんの社会の授業では、準備した資料が印象的でした。日本が食料自給率0%にすることに対して賛成か反対かを考える際に配った資料を後に拝見すると、世界の食品安全ランキングや、日本の土地利用の変化のグラフや日本産と外国産の価格の違いについてのグラフなど、様々な資料がありました。この資料により、賛成の子が田畑の面積が減少することに注目したり、外国産の方が安く手に入ることが分かったりするとともに、反対の子がもしもの話として異常気象によって十分に輸入をすることができなかった場合のことも考えることができるという、両方の立場に立った資料が準備されていると感じました。子ども役という形ではありますが、「おじいちゃんが退職をして農業を始めた。」や「スーパーで買い物をするときに、国産を買う。」などの実生活と照らし合わせた理由が出たことがすごく良いなと思いました。
 
 次に、和田先生の算数の授業では「?」を付けた箇所を皆で考えたことが印象的でした。対戦方法を考える際に、A対BとB対Aは同じであるということに疑問を持つ児童と持たない児童がいました。疑問を持った児童がいたことで、前時に学習した組み合わせとの違いを見つけることができると感じました。また、疑問を持たせるために対戦相手を考える時間を設け、見事に児童が疑問を持ちそれについてみんなで考えていくという、教師が引いた授業のレールがそこにはあるということを感じました。

 最後に、野木森先生の理科の授業では実験の様子が映像で示されたことが印象的でした。理科の授業と言うと、先生の机の周りに集まって、その実験の様子を見るというイメージです。しかし、野木森先生は映像を流し、映像に合わせて言葉を補って説明をされていました。映像により、どんな実験をしているのかということが分かりやすいと感じました。さらに、説明の言葉も映像の流れと合っていて説明をする際の言葉選びも重要であることが分かりました。

 3つの模擬授業を見させて頂いて、教師が説明するのではなく子どもが考えようとすること、自分で調べようと思えるようにするために準備する資料やプリント、用具なども大切になるということを学びました。しっかり学んだ1日となりました。ありがとうございました。(松田)
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30