児童センターでのアルバイト(松田)

 こんにちは。ついに4年生になりました。3期生の松田です。

 4月3日と4日の2日間、友人に誘われ児童センターでアルバイトをしました。そこで得た学びを書きます。

 春休み中ということで、たくさんの子どもが朝から児童センターに訪れていました。

 その子どもの中にある4年生の男の子がいました。その男の子は朝の出席確認のときから落ち着きがなく、周りの子どもにちょっかいを出して先生から何度も注意を受けていました。その男の子が遊びの時間に、「これはお兄ちゃんが描いた絵なの。」と絵を私に見せてきました。私が「お兄ちゃんの絵、上手だね。自分で描いた絵はないの?」と聞くと自分は上手くないからと言いながら1つだけ見せてくれました。その男の子は自分が描いたオリジナルの恐竜を見せてくれました。私がその絵をほめると、他にも描いていたオリジナルの恐竜の絵をたくさん見せてくれて、どんな特徴があるのか話してくれました。私はその子の話を最後まで聞くことを心掛けました。他の子どもが話しかけてきたときは、「ちょっと待って。」と手でサインを送って話を聞き、男の子が絵を描いているときに待たせた子どもの話を聞くようにし、男の子の話を最後まで聞きました。

 すると、私が他の子どもと話しているときは自分が話したくても待つようになりました。また、その後の草取りの時間では、その男の子がみんな並ぶ中、砂煙をあげて友達と遊んでいたので「先生の話聞いてくれると嬉しいな。」と伝えると、友達と遊ぶのをやめ、並びました。朝の出席確認のときには友達にちょっかいを出していた子が、遊びの誘惑に負けず列に並んだことは最後まで話を聞こうと働きかけたことが伝わったのではないかと感じ、嬉しかったです。

 一方、子どもに申し訳ないことをしてしまったこともありました。おやつの時間が終わり、おやつの片づけをするときでした。5年生の女の子が、隣にいた1年生のおやつのゴミを片付けてあげようとしていました。それを見て、私は「優しいね。」と何気なく言いました。するとその女の子は他の低学年の子のゴミを集め始め、それを見た他の先生が「自分で片づけさせなきゃだめです。」とその子に注意をしました。その女の子には「先生(私)が優しいねとか言うから。」と言われてしまいました。その子には謝り、何気ない一言で子どものやる気が起きることが分かった一方で、その一言で子どもを傷つけてしまうことを痛感しました。


 児童センターでは子どもが自由に遊ぶため、ケンカが起きたり、遊びに入れない子どもがいたりしました。先生は時に叱ったり時に一緒に遊んだりと、視野を広く持つことが大切であることを今まで以上に学びました。たった2日間でしたが職員の方々や、子どもから多くのことを学び、良い経験になりました。(松田)

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