4期生ゼミ 高橋さんの発表の記録(井上)

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 こんにちは。4期生の井上です。今回のゼミでは、安倍さん、山田さん、高橋さんが模擬授業風に本の発表をしてくれました。僕は高橋さんの発表を記録したいと思います。

●「子どもが変わる接し方」(著者 田中博史)
1.「褒めるための仕組み」をつくる
褒めると言う行為は、実は教師先行。
教師が褒める仕掛けをして、子供に褒められる行動をさせる。

例を挙げると、給食当番を4人でやらせる。
4人で給食当番をするのは無理、絶対に人が足りない。そういった状況を教師から作る。足りないということは子供にも分かる。
すると、誰かがそれに気づき、手伝い始める。それを全体で「〜さんが手伝ってくれました」と褒めることで、次から当番を手伝ってくれる子が必ず出てくる。

といったように、この例では「給食当番を4人にする」ということが「褒めるための仕組み」だったのです。子供たちは引かれたレールの上を走らされていたのです。

2.指導することがまずあって、その材料として事実を探す
これは
事件が起きた→〇〇を指導しよう
ではなく、
〇〇を指導しよう→〇〇を指導する上で材料になるのはこの日々の生活の問題だ
といったように、あらかじめ指導することがあり、それを日々の生活の中から探して、指導するというもの。
児童、生徒がよく叱られる、指導される時期がある。それは運動会や、林間学校、学習発表会など、大きな行事がある時。

実はこの時、先生方は問題が起こったから、指導したのではなく、問題が起こるのを予想していて、これを指導しようと決めて、指導していたのかもしれない。

<感想>
 高橋さんの発表を聞き、僕はある言葉を思い出しました。発表の後、玉置先生も仰っていましたが、それは「褒める種を蒔く」ということです。褒める種を蒔くとは、つまり褒めることができるよう、そう子どもが褒めれる動きをするようにあらかじめそういった場面を作っておくことです。

 そうすることで、褒めることがない、褒めれる機会が少ないということがなくなるのです。教師から褒めれる場面を作ってしまうのです。これも大きな1つのテクニックだと僕は思います。子どもは褒められることで成長すると僕は考えています。そして、全体で褒めることで、子供たちも褒められようと行動します。そうすると、学級経営や、学級づくりがうまくいくきっかけになるのではないかと思いました。高橋さん、お疲れ様でした!(井上)


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