12月1日 授業深掘りセミナー 第9回教育と笑いの会で学んだこと(加藤諒太、小谷川優衣)

 こんにちは4期生の加藤と準ゼミ生の小谷川です。今回は12月1日に行われた。授業深掘りセミナー、教育と笑いの会に参加させて頂き学んだことを書きたいと思います。

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は12月1日の「授業深掘りセミナー」と「教育と笑いの会」について書きたいと思います。

 午前中の授業深掘りセミナーでは野口芳弘先生が実際の小学生を相手に模擬授業をしてくださいました。この授業を通して一番感じたことは、メリハリです。自分の実習授業と比べるのは失礼かもしれませんが、自分の実習授業と比べるといかに自分の授業に緊張感がないということを痛感しました。一言で表すと厳しい授業であったと僕は思います。

 しかし、その厳しさの中に優しさや温かさを感じました。特に、「わからないことは楽しいことだよ」「わからないことを自覚したね」と言うことで、わからないことは恥ではないと児童は学ぶことができていたと思います。それに、いいところに気がついた時や意見を思い切って発表した時には価値付けをし、褒めてあげていました。児童の勉強のやりがいは褒められて嬉しい、認めてもらえたということだと思います。何もかも褒めるのではなく、明確な基準を持って褒めることで、次の学習にもつながっていくのではないかと考えました。そして、適度な緊張感があった分児童たちは周りの児童たちの意見を気にするようになっており、これは自然と他人の意見を聞くという姿勢につながっていました。緊張感を授業に持たせるだけでこんなに聞く姿勢が変わるのかと学ばせていただきました。

 また、授業後の深掘りの時間では、野口芳宏先生が「教育とは変えることである」とおっしゃっていました。だから授業内での挨拶など直すべきことは何度も直すまで言うようにしていたのだと気づきました。今まで教育という言葉について深く考えたことはないので、今回のお話を聞いて教育について深く考えることができました。自分も現場の中で児童が生きるために必要な力を身につけるきっかけを与えていける教師になりたいと思いました。

 午後からは落語や漫才を見て、しゃべくりだけで笑いを生むことができるすごさに感動しながら、プロの落語家の話術のすごさなどにも感服しました。改めて教師と落語は通ずるものがあるのだと学び、落語への興味が一層高まりました!!この授業深掘りセミナー、教育と笑いの会の1日を通して、教育に必要なことや授業の面白味の大切さなど多くのことを学ばせていただきました。このような機会を作ってくださった玉置先生を始め、授業をしてくださった野口芳宏先生や多くの先生方に感謝したいと思います。ありがとうございました!!(加藤諒太)

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 こんにちは、今回特別に参加させていただきました小谷川です。野口先生の授業深掘りセミナーについて書かせていただきます。

 今回はその日集められたほぼ初対面同士の子どもたちに「うとてとこ」という詩を教えるという授業でした。しかし参観している私たちも内容は全く知らされていなかったので子どもたちと同じ気持ちで授業を受けることができました。

 最初にどのような導入で入るのかと思ったら、声の出し方、手のあげ方など授業を受ける態度についてかなり厳しく指導をしていた。全員がしっかりできるようになるまで何回もさせていたりして、とても規律をしっかりさせた授業を作り上げていました。

 始めの方は子どもたちもなにがなんだかわからない、今なにをしているのかよくわからないという感じであったが、徐々に声が大きくなっていったり、発言ができるようになっていたりほんの30分の授業であったが基本となる部分が自然に備わっていっていると感じ、驚きました。

 また、野口先生は厳しいだけでなく、所々ユーモアさもあり、子どもたちの言動におもしろおかしく返したり、深掘りの時間にもでていましたが飴と鞭の使い方がすごく上手かったと思いました。

 私は今までの実習やセミナーなどを見てきたり、また自分が小学生・中学生の時を思い出すと、主体的で対話的な生徒に育てること、また最近は教育現場での体罰や厳しさなどが問題となっていたりなどから、生徒との関係というのは友好的なものの方が今の時代にはあっているのかと思っていましたが、今回の野口先生の授業を参観し、どれだけ友好的であっても、生徒との関係が良くても基本となる規律が守られていないと、雰囲気の良くてもどこかだらけているようなクラスになってしまうことに気付き、どこか1つくらいは自分の中で譲れないもの、守っていきたいものを作らねばならないということを学ぶことができました。

 また、私自身が実習中に叱れる教師になること、というのを教えていただきました。実習中は生徒に注意することはできましたが、叱ることはやはりできませんでした。それは実習生であるからというのもあるかもしれませんが、自分がクラスを持ったとしてしっかり叱ることはできたのだろうかと考えると自信をもって首を縦に振ることはできません。生徒に嫌われたくない、嫌な雰囲気にさせたくない、などという思いがやはりでてきてしまうが、これこそが自分の弱さなのだろうと思います。その弱さに気付くことができ、また教育とはなんなのかということを考えるきっかけにさせてもらい、今回の深掘りセミナーに参加ができてとてもよかったです。ありがとうございました。(小谷川優衣)

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