1月12日教師力アップセミナーに参加して(高橋・矢崎)

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 こんにちは。今回は、1月12日に大口中学校で行われた、白石範考先生の教師力アップセミナーからの学びを、4期生の高橋と、5期生の矢崎で書いていきたいと思います。

 今回、白石先生のお話を聞いて学んだことの中から、2つのことについて書きます。

 1つ目は、「何となく」の国語ではいけないということです。

 「目に青葉 山ほととぎす 初がつお」という句の中の、季語は何かだけではなく、なぜこの季語なのかというところまで説明できるようにならないといけないこと、「万」と「九」で、はらいの書き順が異なるのはなぜか、俳句と短歌の違い、など、今まで私も「何となくそういうもの」でやり過ごしてきた、痛いところを突かれました。白石先生は、その「何となく」を、論理的に説明できるようにならなければいけないと、はっきり仰っていました。そのためには、知識、技能をきちんと教える必要があることも分かりました。

 2つ目は、物語文を読んで、内容を一文で書くという活動についてです。

 この活動についても、漠然と一文で書くように指示するだけではなく、はじめにきちんと、「『中心人物』が、『出来事』によって『変容』する・なる話というように書きなさい」と、明確な指示があり、とても考えやすかったです。

 そして、この一文には、A面(誰でも考えられるもの)と、B面(さらに深い読み)があるのだそうです。他の人との考えのズレから、課題に繋げるという授業展開があるということを学びました。私は教育実習の際に、文学的文章の教材を扱いましたが、主人公の心情の変化の読み取りというパターン化された授業展開しか思いつきませんでした。そのため、今回の白石先生のセミナーを聞き、文学的文章の授業ではこんなやり方もあるのか、と考えの幅を広げることができました。実習前に聞けていたら、また違った授業になったのだろうなと思います。

 今回、実際の教材を使って白石先生のお話を聞くことができ、知っている教材が多かったのですが、やはり国語は面白い!と改めて国語が好きになりました。「何となく」の国語にしてしまわない為にも、まだまだ自分自身知りたいこと、勉強しなければいけないことがたくさんあると分かりました。

 今回もとてもたくさんの学びがある時間を過ごすことができました。ありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは。1月12日に行われた教師力アップセミナーで学んだことについて書かせていただきます。

 私が大学で専攻している教科は国語です。今回の教師力アップセミナーは国語について学びを深めることができると思い、参加させていただきました。

 私は、よく家族に「国語の先生って何するの?国語の授業ってよくわからんやん?どうやって指導するの?」とよく聞かれます。そんな時私は今まで「それを学んでるの」としか答えることができませんでした。その回答は確かに間違っていません。しかし、私は正直、国語とは何をどうやって教えていくのかが大学の授業だけではボヤーッとしていました。

 しかし、今回、 先生のお話をうけて国語を教えるとはどういうことなのかということが見えてきました。

 私はお話の中で 白石先生が提示されていたポイントで「国語は知識」という事が一番印象に残りました。なぜなら、私は今まで国語が一番得意で、あまり良くないのですが、フィーリングで解いていたという自覚があります。だから、児童や生徒に国語を教える時にどうしたら良いかわかりませんでした。

 しかし、 白石先生のお話の中に国語の教科書のお話にも説明文にも全て「用語、方法、原理、原則」があり、それを子どもが習得し、その時学んでいるお話、説明文だけでなく、以後の学習にもそれを活かせる事が国語の授業であるとおっしゃいました。これに私はハッとしました。今まで確かに文法や俳句の規則など学んできたのにそれを活かす授業に出会った事がなかったからです。 白石先生が例に示して下さった、俳句やスイミーそのどの教材にも確かに「用語、方法、原理、原則」がありました。これらを見つける為には教材研究が欠かせません。ただ、教科書見ていくだけではいけません。自分がこの教材でどんな事を学びとして子どもたちに得て欲しいかという軸をぶらさずに教材研究をすべきです。でも、まだ私には教材研究の力がまだまだ足りないので、これから玉置ゼミでその力をつけていきたいと感じました(矢崎)
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