1月21日 渋川小学校 研究授業・協議参観に参加して(小谷川)

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 こんにちは、今回特別に参加させていただきました、教育学部3年の小谷川です。尾張旭市立渋川小学校での道徳の研究授業及び、その協議について書かせていただきます。

 まずこの小学校は、私が9月に行った教育実習の実習校で、今回研究授業をした相羽先生の授業も実習中に何回か参観していました。

 相羽先生の授業は常に対話を意識した授業をしていて、日頃からかなりトレーニングをされているのがわかるような生徒の動き、活動が見受けられました。

 例えば、教科書は基本的にペアで1つであったり、机の上には物を全く置かない、ホワイトボードを使うときの役割(書記、質問する人、質問される人)、相づち、聞く姿勢(質問わざリスト)など他にも様々な日頃からの授業の工夫があり、とても勉強になる授業でした。

 このようなトレーニングは多少作業化してしまうところがでてきてしまいますが、授業をみていると、「どんなこと言ってもいいよ。」「なるほどなぁ。」「前の班では〜という意見でしたが、…」など自然とでている言葉があったり、友達の意見を要約してまとめていたり、本物の話し合いが1年を通して身についていることがハッキリとわかりました。また、話すだけでなく、書くスピードもとてもはやく、話し合いの記録もキーワードで抜き取るなど上手く行なっている姿を見ることができました。

 最初の頃は相づちの練習から入ったということで、誰でもできるいう基礎・基本をどれだけ意識させて、完璧にさせるかだけで、ここまでの子どもの成長につなげることができるんだなという驚きと、主体的・対話的な深い学びが言われている中で、どれだけの教師がこれくらいしっかりと基盤を固めて「対話」をさせているのかと考えると、すごくおもしろい授業や、対話のしやすい授業を作るよりもまず、学級規律がどれだけ重要かと学びました。

 また「子どもたちはすごく自由にやっているつもりで、実は相羽先生の手の中にある」ということを聞き、かなり納得しました。生徒の主体性などは必ずしも自由にやらせるだけでなく、教師が与え、誘導し、作り上げていくものであるということを痛感し、学級づくり、授業などで子どもの主体性の芽生えさせ方を履き違えないようにしなければならないと感じました。

 相羽先生の授業は何回見ても、様々な工夫点を見つけることができ、本当に勉強になります。実習のときに見た子どもたちからさらに進化していて、ファシリテーターの活動も入れた授業展開でした。子どもの成長に合わせて授業自体もより高度なものになっていました。改めて、本当に研究熱心な先生なのだと感じました。私も相羽先生のように、子どもの成長を常に感じて、教科として力だけでなく、人間としての根本的なところの成長を促していけるような教師になれるよう学んでいきたいと思いました。ありがとうございました。(小谷川)
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