5月12日教師力アップセミナーでの学び(二宮・中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太と五期生の二宮健吾です。今回は、5月12日に行われた教師力アップセミナーについての学びを記します。

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 こんにちは!すっかり暑くなってきました。5期生の二宮です。今回は5月12日の教師力アップセミナーで学んだことを書かせていただきます。

 今回のセミナーは多賀一郎先生の、「これからの学級づくりとヒドゥンカリキュラム」についての講演でした。その中でも「聞くことに集中させるために」ということで教師がしてはいけない10個のダメな例があり、私はその中から特に気をつけようと思った1つ述べたいと思います。

 それは「しょっちゅう、ぶれる」ということです。これは人によって指導の仕方を変えてしまうということだが、ちょうど次のゼミの発表で紹介しようと思っている本の内容と似ていて、とても納得できる内容でした。多賀先生は授業中の場面で「一度言ったら二度は言わない」という意思を持たれていて、もし話を聞いてなくて隣の子に聞いている児童がいて、その隣の子が教えていたら、その隣の子を注意する。結果、教える行為はなくなり、児童が話を聞くようになる、と言った具体例を挙げられていました。

 一方、本では先生によって校則違反の注意が変わるために生徒に不信感が生まれ違反が溢れるといった例が挙げられていました。多賀先生と本の話には、指導の人数に差があったり場面が授業中と生徒指導中のように条件に違いが多くあるが、この2つの例の大きな違いは、自分の言った言葉に責任を持っていることだと思いました。なので、自分の指導方針を固め、ぶれないようにすることが大切だと学びました。

 まだ私は多賀先生の「一度言ったら二度は言わない」のような、徹することが大変な意思見つけられていないが、「聞くことに集中させるために」で挙げられた10個の例は常に気をつけ、その中から自分なりに意思を見つけていこうと思いました。(二宮)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。5月12日教師力アップセミナー、多賀一郎先生のヒドゥンカリキュラムの講演に参加しました。

 今回は、その講演で学び得た、「使いやすい子どもにばかり頼んでいる」というヒドゥンカリキュラムについて深掘りしていきたいと思います。

 「使いやすい子どもにばかり頼んでいる」

 私は、現場で働いている姿を想像すると、このことをなくすのは困難であると考えています。

 使いやすい子どもにばかり頼んでいると、当然他の子は、
1 自分は役に立ちたいのに必要とされていない。
2 自分は能力がなく、能力が上がる機会もない。
3 先生は人を選んでいる。
4 自分は何もしなくても代わりにやって来れる。
5 むかつくから、わざと失敗しよう。
など、学級が荒れることに繋がってしまう。

 しかし教師の視点にたつと、
1 限られた時間のなか教師がお願いした仕事を速やかに遂行してほしい。
2 子ども全員に同じ事をお願いする余裕がない。
3 積極的に手伝おうとする子の気持ちを尊重したい。
など、自然と使いやすい子どもにばかり頼んでしまいます。

 私はまず、仕事を手伝った子を価値付け、その人の影響を受けた子の、「手伝いたいアピールをしたこと」を汲み取って他の子に仕事をお願いし、使いやすい子どもにばかり頼んでしまうことを回避していきたいと考えました。また、少人数グループをつくり、そのグループに手伝いを頼むことも行いたいと考えました。このことにより、その子達同士で仕事を分担したりすることで、能力の差を回避することができると考えました。

 今回の教師力アップセミナーでは、ヒドゥンカリキュラムという教師誰もが意識次第で改善できることを学ばせていただきました。多賀一郎先生をはじめ多くの先生方に、感謝の気持ちを伝えさせていただきます。ありがとうございました。(中澤)
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