第6回 5期生ゼミの発表で学んだこと(二村)

画像1
 こんにちは!5期生の二村葵です。5月20日に行われたゼミ発表で、学んだことについて書かせていただきます。

 私は岩下修先生の『AさせたいならBと言え』-心を動かす言葉の原則-を読みました。

 この本を読み、印象に残ったキーワードが2つあります。

 1つは「Aという状況とBの言葉の間に生じる落差が心を動かす」です。小・中学生の時体育で必ず聞く指示に「休め、気をつけ!」や「目と身体をこちらに向けなさい!」と言われたことがあると思います。実際私も中学生の時その指示を聞き、怒られて目立ちたくないから指示には従っていたもののいい気持ちはしなかったことを覚えています。その中で、この本の一例に挙げられていた「一年生の教室の部屋の中を見てください。部屋の中に何があるか探してください。」という指示がすごく印象的でした。この指示により子どもたちは何があるのだろう!と目的ができ、子どもたちの顔が知的になる。つまり、Aという状況の中で、Bという意外な言葉が発せられる。それにより、好奇心に満ち、野次馬精神旺盛な子どもたちは惹きつけられ、心が動くのである。という内容でした。

 もう1つは本の題名にあるように「AさせたいならBと言え」 です。AさせたいならBと言うことで、子どもは知的に動くようになる。AさせたいならBと言えの適用で、最も変わるのは教師自身である。技術・原則の適用で生まれた子どもの知的な姿を見て、教師は「子ども」と「技術・原則」の両方を発見することができる。優れた技術・原則により、適用する側もされる側も共に育つ。またこのたったひとつの原則で、人間が、内側から変わり始める。と書かれていました。

 この本を読み、技術の必要さを身をしみて実感しました。またたくさんの具体的事例を学ぶことができ、子供に発する言葉がそのまま示してあるので、どんどん実践現場で使っていきたいです。実践的に使うことで、コツコツ経験を積んでいき、子どもたちと一緒に成長していきたいと思いました。

 2回目の模擬授業を終え、意図的指名の大切さを学びました。机間指導をした後、いい意見があったらその子を一番はじめに当てることにより、クラス全体にイメージを持たせることができるという指摘をいただきました。またメモを見過ぎて、みんなの表情や反応を見ることができてないなかったので、次は改善していきたいです。

 2巡目になり、だんだんみんな授業が上手くなっているのを感じ、プレッシャーを感じていましたが、そのおかげでもっと自分も頑張ろうと思うことができました。仲間たちと学び合える環境を大切にして少しずつレベルアップしていきたいです!(二村)
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31