6月24日5期生ゼミでの杉山くんの発表からの学び(古川)

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 こんにちは、5期生の古川瑛理です。今回は第10回のゼミの杉山くんの発表から得た2つの学びについて書かせて頂きます。

 今回杉山くんはこれまでの学びを生かしながら「うばわれた自由」という教材を用いて道徳の授業をしてくれました。

 まず1つ目の学びは教材に入る前に自分の考えをしっかりと持たせることについてです。今回、自分の考える「自由」とは何なのかを教材に入る前に問いかけてくれたことで自分の考えをしっかり持った上で教材と向き合うことが出来ました。お話を読んでしまった後に考えるとどうしても本のストーリーに影響を受けてしまいます。いつ問いかけるかのタイミング、ストーリーに入る前に何を考えておくと意見が出てきやすいかを想定して問いかけをすること、授業の準備をしておくことが深い学びへ繋げるために重要なのだと思いました。

 2つ目に道徳を綺麗事で終わらせないということについてです。2種類の自由を考えた際にどっちの方がみんなは良いのか問いかけたとき、聞き手の意見が偏りました。

 そのとき杉山くんは先生はこっちがいいなと理由を述べながら、もう一度聞き手に考えさせていました。世間体的にはこう言った方がいい、先生はこういう模範解答を待っているんだと思わせたまま課題に取り組ませるのではなく、最終的には物語から離し、しっかりと自分のこととして落とし込ませ、向き合わせるということが大切でその為には子どもの心に揺さぶりをかけることが必要なのだと思います。その為にも子どもの発言、呟きを基に臨機応変に対応し、思いを引き出していくことが教員には求められる力なのではないかと考えさせられました。この力は簡単にすぐ付けられるものではありません。ゼミやボランティアの活動を通して少しでも付けることができるように努力していきたいと思いました。

 これまでとは違った発表の仕方で大変な点も色々あったと思いますが、様々な学びを得ることができました。発表をしてくれた杉山くん、ありがとうございました。(古川)

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