7月7日 人間共育道場(冨田正美さん)からの学び(竹内、加藤奨基)

 こんにちは。4期生の竹内です。今日は先日参加させていただいた人間共育道場について書きたいと思います。

 今回のゲストは冨田正美さんでした。冨田さんは話の中で「真面目にふざける」という言葉を何回もおっしゃっていました。様々な理事を務める冨田さんですが、プロジェクトが成功するような仕組みを真剣に考えて、実行する際にはどこかにおふざけ要素を入れていました。プロジェクトの名前や内容を聞いただけでは、冨田さん意図を理解できませんでしたが、話を聞いていくうちに実は深いところまで考え抜かれていたのだと分かりました。

 また、冨田さんと玉置先生の対談後には「たくさんのプロジェクトに参加している冨田さんの行動力と視野の広さに凄さを感じた」という声がたくさんありました。冨田さんは「自分とは違う人たちの集まりに行くと輪が広がるので、行ったことのない所に誘われたら行くようにしている」ということをおっしゃっていました。行動力があるからこそ、そういったたくさんの集まりに参加し、そこで多様な考えを見出し、それを基にまた新たに行動するといった行動力と視野を広さには相関関係があるのだと学ぶことができました。

 今回の人間共育道場を通して、私も冨田さんのような実行力を大切にしていきたいと思いました。多様な価値観の人と話す中で人間性をより豊かにする人間共育道場は私にとって楽しみな時間です。今回もこのような機会を設けていただいた関係者の皆様、ありがとうございました。(竹内)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。今回は、児童虐待防止を主に活動されている、冨田正美さんをゲストに招いた人間共育道場からの学びです。

 冨田さんのお話の中で特に印象深かった内容が、戦隊モノのマスクを被り街中でゴミ拾い活動をする団体で活動もされているというお話です。この活動の凄いところは、ただ単にボランティア活動をするだけではなく、主に引きこもりなどの方々に参加を募っているところです。今まで成功体験がなく自己肯定感の低い方々でも、マスクを被ることで生まれ変わって活動できるようになる、そして街の人に感謝され認められることで自信が持てるようになるそうです。

 冨田さんの行われている活動は、一見すると理想を体現したような単に面白い活動なのですが、前述したようにその真意は別にあり、とても現実的で効果的な意味合いが含まれています。しかし、冨田さんはそのことはあまり公には話さないそうです。理由は、上から目線になってしまうから。かっこよかったです。男らしさというか、拘りみたいなものを感じました。

 自分は教育実習や大学生活での体験から、子どもの自己肯定感を高める教育を行いたいと思っています。また、身近にいる自分に自信を持ちにくい人たちにも自信を持たせてあげられたら、とも思っています。そのために、自己肯定感を高める働きかけ方を卒業研究のテーマにもしています。しかし、自己肯定感を高める方法を学べば学ぶほど口で言うほど簡単なものではないということを知りました。こちらがどんなに働きかけようとも、最後の最後に決断するのは相手なのです。その「最後の決断」ができるように、冨田さんは(言葉をお借りすると)「真面目にふざけ」ながら常に考えられているのだなと感じました。また、冨田さんは他の人の自己肯定感を高める働きかけをする時は、その人が今までに積み上げた年数分の働きかけが必要な時もあると仰っていました。なので、粘り強く根気よく、そして信念を持って自分の教育観を磨いていきたいと思います。冨田さん、玉置先生、道場の皆さま、ありがとうございました!(加藤)
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