7月7日 人間共育道場からの学び (二宮、葛山)

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 こんにちは、5期生の二宮です。今回は7月7日に行われた人間共育道場での冨田正美さんのお話から学んだ2つの素晴らしい言葉について書きたいと思います。

 1つ目は「最悪をそうぞうして最善をそうぞうする」という言葉です。これは冨田さんが阪神淡路大震災で実際に経験されたことから生まれた言葉ですが、この言葉が違う場面でも自分を助けてくれそうだと思ったので自分が学ぶことができたと思える言葉に選びました。例えば学級経営をしていたとして、常に状況が変わり続けてどんなことが起こるか予測しにくいところでも、この言葉を意識しておけば、どんなことが起こるか想像してその対策を創造していけると感じました。また授業においても結果論だと感じてはいますが、その時には最も良いと思える方法を常に考えていこうと前向きな気持ちになれました。

 2つ目は「まじめにふざける」という言葉です。これはグループで感想を共有していた時に特に印象に残りました。私は自分で真面目な性格だと思っていてそんな生き方が辛いと思うことが何度かありました。だからこそこの言葉の姿こそが憧れだと感じ、学ぶことができたと思える言葉に選びました。また、ふざけるにも限度があると思ったので冨田さんに限度を伺ったところ、「法に触らない程度に」とおっしゃっていたのでこれから少しずつでもふざけて、辛いと思うことを減らしていきたいと思いました。

 今回初めて参加させていただきましたが、普段の学校生活で学生と話しているだけでは得られない新しい考え方得られたことや、ぜひ参考にしたい生き方を考えるきっかけを作れた素敵な会だと思いました。玉置先生、冨田さん、そして道場の皆様、貴重なお時間をありがとうございました。(二宮)

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 こんにちは。特別に参加させていただきました。3年の葛山大輔です。7月7日に行われた人間教育道場での富田正美さんの話とグループワークで学んだことについて書かせていただきます。今回学んだことは2つあります。

 1つ目は「最悪を想定して最善を想像する」ということです。常に最悪の状況を想定して最善を想像すると、物事の最悪な状態と最善な状態がわかるようになります。例えば富田さんの「知多娘地域活性化プロジェクト」では、ひきこもりの子どもたちにアニメというコンテンツを使ってひきこもりを脱出するのですが、ここではひきこもりを続けてしまう最悪の状態と、それを脱出した最善を想像した上で、その子たちにあった脱出方法(アニメ)を用いられていました。このように「最悪を想定して最善を想像する」と物事の本質が見えてきて、問題解決に役立つのではと感じました。

 2つ目は、「現場に出向く」ということです。富田さんは、役所にいて机上の空論を唱えるのではなく、現場に出向き、現地の人々と交流を深めるなど、実際に行動してみることが大事たとおっしゃっていました。ここで私が学んだことは、行動することはさることながら、現場に出向くということです。教師は学校の中だけに留まりがちで、教科書に書かれたことを教えてしまいがちです。ですが実際に現場へ出向き、国の文化、貧困、震災などを自分の目で見て、体感・体験すれば、自然と視点も広がり、指導にも幅が出て、なおかつ伝えたいことがはっきりしてくると思うのです。最近、私はやっと免許がとれたので、車の運転に慣れたら、被災地である福島に行ってみたいなと思うのですが、そのように実際に「現場へ出向く」ということは新たな学びや視点を得ることができ、大切なことであると学びました。

 今回これらの学んだことを受け、それをどう生かすか考えました。まず、夢や目標といったものを設定します。ここで、富田さんのように「最悪を想定して最善を想像」します。最善の理想と最悪の結果を理解することでこれから何をするべきか、何をしないべきかが見えてくるはずです。何をするべきかわかったところで、次に「行動」します。ここでは大げさに何かをやり遂げようというのではなく、軽く、できることから一歩一歩、行動することが大切になってきます。そして行動したら、1日の充実感を感じるようにします。日記や、寝る前に1日を振り返るのも良いでしょう。1日、自分は夢や目標のためにこんな行動をしたと実感することが大切です。これらを行うと、自然と最初に設定した夢や目標に近づいていくことができます。どう生かすかを考えたことで、いかに「最悪を想定して最善を想像する」こと、まず行動してみることが大事かがよく分かりました。

 最後に、この講義をしてくださった富田正美さん、玉置崇先生、一緒にグループワークをしていただいた玉置ゼミの方々、近藤さん、すみさん、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。(葛山)
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