7月15日 5期生ゼミ ゼミ発表から学んだこと(木下)

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 こんにちは。5期生の木下です。今回は7月15日の自分の発表について記事を書きたいと思います。3年生前期の最後のゼミ発表ということで、いつものように本の内容を授業化するのではなく、道徳の授業に挑戦しました。私は、「問題解決的な学習」を取り扱った有名教材である『泣いた赤鬼』で授業をしました。

 皆さんもよくご存知であろう『泣いた赤鬼』は人間の友達が欲しい優しい赤鬼が「どうしたら人間の友達ができるのだろうか。」と青鬼に相談をしたところ、青鬼がわざと人間の村で大暴れをする様子を赤鬼がこらしめることで赤鬼は人間と仲良くなることができたけれど、青鬼は赤鬼に手紙を残して旅に出てしまうという内容です。

 私は有名教材であるこの本を今まで読んだことがなく、今回自分が授業をするにあたって初めて読みました。たった数分で読み終えることのできる絵本ですが、心にグッとくるものがあるなと強く感じました。

 今回は時間の都合で中心発問である「どんな気持ちで青鬼は赤鬼に手紙を書いたのだろう。」のみを取り上げました。そして、ここで何人かに意見を聞いて最終的に「みんなが考えた青鬼は自分(青鬼)と友達である赤鬼のことどちらを1番に考えているかな?」という問いにつなげました。

 この問いに対して私は「友達である赤鬼!」という答えが返ってくると予想していましたが、予想もしていなかった「自分のことも友達である赤鬼のことも考えていると思う。」という答えが返ってきました。ここで玉置先生にいただいたアドバイスとして「まずは受け入れ、認める」ことが大切であることを学びました。自分が出して欲しかった答え(ここでいう赤鬼のことを1番に考えた)との共通点を見つけて繋げることの大切さも学びました。9月からの実習でも自分の予想していなかった答えが返ってきた時にどう繋げていくかを大切にして、今回の経験を生かしたいなとも感じました。

 そして、この授業の最後に自分の話(説話)を授業にからめて取り入れました。授業を構成している時から今回は自分の話を最後に持ってきたいと考えていたので日々ネタ探しをしながら生活しました。自分が小学生や中学生の時に自分の話を面白く話してくれる先生は何人もいましたが、このような先生方は普段の生活からネタを探して過ごしていたのかなと感じました。

 道徳の授業はやりにくいというイメージが強くあって、やってみるとやはり難しかったけれどとても良い学びが多くありました。道徳授業への苦手意識はまだぬぐいきれていないので、何度も経験を積んでいきたいです。(木下)
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