7月22日 北名古屋市立白木小学校・稲沢市立領内小学校での学び(竹内優輝・加藤奨基)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です!今回は北名古屋市立白木小学校と、稲沢市立領内小学校での玉置先生の講演に参加させていただきましたので、そこからの学びを記事にしたいと思います。

 今回の玉置先生の講演では、改めて「学び合い」の原点についてとらえ直すことができました。「学び合い」の原点、それは「自立」です。教師(特に小学校教師)は、一日の中で朝から夕方まで子どもたちに寄り添うことができます。その中で子どもの成長を見つけたり、失敗を価値付けることで前を向かせたりすることができます。

 しかし、そうやって悩んでいる子どもに寄り添い助けることができるのは子どもが学校にいる期間だけです。人生100年とすると、子どもは(かなり多く見積もって)約20年学校にいます。教師が寄り添えるのはこの1/5だけで、残りの4/5の人生を、子どもは自らの力で生きていかなくてはいけません。また、人生は一人では生きていけません。一人ではどうしようもなくなる時が必ず来ます。助けてくれる教師もいません。そんな時に、「困った」「助けてほしい」と他人に助力を求められる力を養う教育、これが「学び合い」の原点であると学びました。

 自分は今、ボランティアで一年生のクラスに入らせていただいています。ある子は甘えたい盛りで、何でもかんでも先生(自分)にねだってきます。つい甘えさせてしまうのを断腸の思いで自分でやるようにと促していたのですが、その様子を見て少し、周りの子たちがその子から離れているような雰囲気を感じました。今回の講話を聞いて、自分があの子に寄り添えるのもあと半年なのだと実感しました。今は夏休みに入ってしまいましたが、9月からは甘えさせる時と自分でやらせる時のメリハリをよりつけ、その子が本当に困った時は教師ではなく周りの子が助けにいけるような言葉がけや価値付けを増やしていきたいなと思いました。

 4月からボランティアを始め、学んだことを生かせる場が増え、より教師へのモチベーションが上がっています。最近は早く自分の学級を持ちたいね、と友だちと話しています。自分の学級を持ったとき、子どもたちをより良く教育できるように、たくさんセミナーに参加するなどで、残された大学の自由な時間を有効に使っていきたいなと思います。玉置先生、小学校の先生方、ありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は先日行われた北名古屋市立白木小学校・稲沢市立領内小学校での玉置先生による講演について書きたいと思います。

 今回の講演で特に印象に残ったのは聞き合う学級づくりです。玉置先生は、教師が「話している子を見てください」と言うのではなく、「〜さんの聞く姿は素敵だね」と褒め、子どもたちに真似をさせるようにするとおっしゃられていました。私はこの話を聞いて、学級づくりをする際に、「〜してください!」と何でもルール化するのではなく、「〜さんの姿が素敵!」と価値付けし、子どもたちに真似をさせていくような指導をしていきたいと思いました。

 また、教師の働きとして、子どもの考えをつなぐことが大切であるというお話もされていました。よくある例として、教師の発問に対して、子どもの発言が間違っていたら嫌な顔をし「他の意見」とその間違いを流し、正解であれば機嫌良く反応し「そうだ、その通り」と反応する先生が出されました。どんな発言に対しても、子どもの発言を「なるほど」と受容し、そこから向きを変えて目が合った子に「どう?」と繋げていくことが大切だと学びました。是非来年から実践していきたいです。

 今回の講演では、初めてではない内容もありましが、振り返る機会になりました。講演を聞いたあとに、これが大事なことだと思っていても時間が経てば忘れてしまいます。何度もお話を聞くことによって玉置先生の考えを少しでも自分の中に取り込んでいきたいです。玉置先生、白木小学校・領内小学校の先生方、このような機会を設けていただきありがとうございました。(竹内)
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