7月22日白木小学校、領内小学校での学び(中澤・小谷川)

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 こんにちは。四期生の中澤と準ゼミ生の小谷川です。今回は、7月22日に、北名古屋市立白木小学校と稲沢市立領内小学校で行われたセミナーについて記事を書きます。

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 こんにちは!四期生の中澤です。私は、北名古屋市立白木小学校で行われたセミナーで、新たに学び得たことを二書いていきたいと思います。

 一つめは、主体的な学びについてです。主体的な学びとは、指示されてやる学習ではないということです。子供たちは、学ぶことを自分で見つけたい、見つけたことを書きたい、書いたことに詳しくなりたいという気持ちがあります。私は、これが学びの原点であり、教師は一方的に指示をするだけでなく、この気持ちに即した学習活動を展開することが大事であると学びました。書いたことを詳しく知りたいと思ったときに、教師の言葉をじっと聞くようになります。

 二つ目は、「つなぐ」ということについてです。「つながれないことのリスク」という言葉を聞くたびに私は、生きづらさの原因を端的に示した素敵な言葉であると考えます。一斉授業の構造上、教師と児童との繋がりが深まりやすく、ある子どもにとっては、児童同士の繋がりの必要性を見いだせない子どもになりやすくなります。そのため、大学卒業以降苦労することや、教師が子どもを一生観ていくことになるのかということになってしまいます。だからこそ教師は、他者と繋がるいろはを知らない子を個性の一つと考えず、他者と繋がるいろはを教え導くことが大事になると私は考えています。そのためにも、教師自身が、他者と繋がる心の持ち方や話術、メリットを十分に学ぶことが大切であると私は考えています。

 本文は以上になります。大変暑い日でありましたが、白木小学校の先生方に、親切にしていただいたことを感謝致します。ありがとうございました。(中澤)

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 こんにちは、特別に参加させていただきました教育学部4年の小谷川です。今回は7月23日に行われた領内小学校での玉置先生による現職教員講義ついて書かせていただきます。

 今回の講義のテーマは「学び合い」でした。生徒児童の「わからない」という発言に注目し、その言葉を言える環境を育てていくことにより学級全体での「学び合い」が生まれるという話を聞くことができました。

 できる者ができない者へ、ではなく、できない者からできる者へ学ぶ姿勢を表したり、「わからない」の共有が素直にできたりする学級が「学び合い」ができる理想のクラスであることもわかりました。そのような理想のクラスにするためにも、教師は生徒たちの意見を「つなぐ」こと、自分たちの意見がつながることの楽しさ、おもしろさを感じさせることが重要であることも教えていただきました。

 この講義の最後に領内小学校の職員の方が「できない子ができる子に聞くという形にしても結局はできる子が上の立場になってしまうのは変わりはないんじゃないか」という質問をしていました。そのような視点と、このような授業体形の始めの良い面しか見れていなかったことに気づき、考えさせられました。

 いつまでも同じモチベーションを保つにはかなりの工夫が必要であったり、「学び合い」というのが今後どのように、どのくらい生かされるのかをしっかり実感している生徒はほぼいない中、形骸化しないで突き進んでいくことは容易ではないと思いました。

 しかし、この「学び合い」の原点は自身の「学びたい」という気持ちから起こるものであり、「学び合い」は知りたい欲を埋めるための手段として生徒に捉えさせ、学ぶ姿勢を重視した授業づくりをしていくことが、形骸化の消失、生徒同士の上下関係なしにつながるのではないかと私は思いました。

 「学び合い」などで鍛わるであろう他者へ助けを求める力、他者への依存は大人になってみないとその力の重要さ、必要さはわからないだろうし、具体的に伝えていくことは難しいと思います。ひたすらに「学び合い」や「主体的に」などとやるべきことを押し付けていくのではなく、やり方の1つとして考えさせて、自分の興味をもったもの、問題解決したいものに対し、他の人の意見を取り入れたことで考えが広がる素晴らしさを常に感じられるような授業を行えるようにしたいと思いました。授業づくりに関しての幅を広げることができたと思います。ありがとうございました。(小谷川)
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