8月9日真打会からの学び(加藤奨、杉山)

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 こんにちは。8月9日に、ルネック勝川で行われた真打会からの学びを記します。

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。最近はとても暑いですね、暑すぎて溶けてしまいそうです。今回は8月9日に行われた真打会からの学びになります。特に、子ども役として道徳の模擬授業を受けさせていただいたので、そこからの学びを書こうと思います。

 道徳模擬授業の中には、今まで見たことのある鉄板授業技術だったり、見たことのない技術もあったりとオンパレードでした。その中でも野木森先生も驚かれていた授業技術を書いていきます。

 まず授業者の先生はペア交流の後に全体交流に入るため全ペアの意見を出させたのですが、その意見の中に「強い心で」や「達成カード」など具体性に欠けるものがありました。本来なら教師が「それはどういうこと?」と深めの発問をする場面ですが、先生は敢えてそのままにされていました。

 なぜそのままにしたのか、それはその後に子ども同士での質疑応答時間(対話場面)を設けていたからです。すぐに教師が深めてしまうのではなく、子どもたち同士で対話しながら深めさせるために敢えて抽象的なまま次の活動に進めたのです。このように、「AをするためにBを行う」という先を見据えた見方に現職の先生の凄さを感じました。自分は授業を行った時も普段の生活も、すぐに目の前のことで頭がいっぱいになってしまうので、見習っていきたいと思いました。

 この日は教採一次の結果発表日ということもあり、ずっとそわそわしていました。しかし、見慣れた仲間や先生方を見て、自分はこんなにいい学びをしてきているのだから大丈夫だ、と元気を頂くことができました。二次試験に向けて今まで通りの努力を継続するとともに、良い教師となるための学びも継続していきたいと思いなおすことができました。模擬授業をしていただいた先生や前座会の先生方、関係者の皆様、ありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは。5期生の杉山です。大学のテストが終わって夏休み!と思いたいところですが、もうすぐ小学校教育実習なので気を抜けません!今回は、8月9日に行われた真打会からの学びを記します。

 今回の前座会では、道徳の授業と、国語の授業の児童役をやらせてもらいました。それらの授業と、真打会の方々のアドバイスからの学びは、本当にたくさんありました。

 道徳の授業では、4年生の『目覚まし時計』という読み物教材を扱いました。教材研究の段階で、前座会の先生はどのように授業をされるのだろうと思っていましたが、授業を受けていて安心感があり、意見を言いやすい環境づくりができており、対話が深まる授業で、とても感銘を受けました。また、板書も見やすくて振り返りがしやすく、簡単な板書なのに奥が深いものでした。また、発問や声掛けの際がとても明快で、具体的な例を出しての指示は、児童にすっと入っていくものだと感じました。

 国語の授業では、3年生の『「ほけんだより」を読みくらべよう』という教材を扱いました。この教材は、書き手が読み手に対して言いたいことや考えさせたいことを伝えるには、2つの文章のうちどちらが良いかというものを児童に考えさせるもので、正直小学3年生がやるにしては難しすぎるのではないかと、教材研究の段階で感じていました。

 前座会の先生は、児童の対話性を重視されていて、隣同士の児童でペアをつくり、それぞれどちらかの文章を読むことを指定し、児童は、その文章に書いてあることペアの相手に要約して伝えるものでした。これは、必然的に対話が生まれ、児童の文章力や要約力もあがる、とても素晴らしい授業技術だなと思いました。

 今回も多くの学びを提供してくださった玉置先生や前座会の先生方、ご指導賜った和田先生など、感謝申し上げます。ありがとうございました。(杉山)
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