7月15日5期生ゼミ発表を通しての学び(大久保)

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 こんにちは!5期生の大久保樹です。今回はゼミ発表で学び得たことを書き記していきます。

 今回は砂川真澄さんの「いじめの連鎖を断つ」という著書を読みました。

 砂川さんは、本の中で「いじめが起きないようにするのではなく、いじめが起きても周囲の子が止めようとしたり、被害者を助けたりするような行動が取れるようにする」と書いていました。

 どんな優れた教師の元でもいじめが起きる可能性は有り、全てのいじめを防ぐことは不可能だそうです。

 いじめを起こさないことを防ぐため、どうすれば防げるかのみを考える教師はいるはずです。しかし、全てのいじめを防ごうとすると、どんな些細な人間関係の行き違いを見逃さないことになり、それは逆に子ども集団のストレスを増やし、結果的にいじめの要因を作ることになると砂川さんは書いていました。

 私は今までいじめは絶対に防がなければならないもので、起こしてはならないという考えしかありませんでした。勿論起こらないのが一番ですが、起こる可能性は十分にあるので、いじめが起こった時にどういう選択を出来るか、どうしなければならないのかを考える力を子どもに事前指導で教えなければならないという考えに本書を読んで変化しました。

 どうすれば防げるかしか考えていなかった私の意識を少し楽にさせてくれました。

 本書では、いじめを考えるためのアクティビティが多く扱われていました。模擬授業では、糸を使ったいじめモードを体験するためのアクティビティを行いました。5期生は楽しみながら学ぶことが出来たと言ってくれて、好評でした。

 実際に授業で取り入れるには直さなければいけない所も数多く見つかりました。今回の反省点を生かして、教師になった際はいじめを考えるためのアクティビティを行っていきたいです。 今回発表を見てくれた5期生、お忙しい中発表をみてくださった玉置先生ありがとうございました。(大久保)
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