7月22日5期ゼミの発表からの学び(古川)

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 こんにちは、5期生の古川瑛理です。今回は7月22日のゼミの発表から得た2つの学びについて書かせて頂きます。

 今回は「算数教科書アレンジ 事例40 」を参考にして模擬授業を行いました。優れたアイデアを参考にして実際にどの様にしたら子どもに伝わりやすいかを考え、教材を作ってみるなかで多くのことを学ばせて頂きました。

 まず第1に全員参加をする為の工夫についてです。1人に意見を聞いた際にそれをまた、別の子どもに確認を取ったり、言い換えさせたりして発展させていくこと。また1人に意見を聞いたとき、1人だけの意見として受け止めるだけではなく、同じことを考えた子どもの人数を聞き、板書するだけでも子どものやる気、向上心にも繋がることを学びました。それだけでも子ども達に認められたと感じることができ、自己肯定感も高めることにも繋がります。自分の些細な言動の子どもに与える効果、影響を考えて授業を考えていきたいと考えさせられました。

 第2に設定した課題と授業内容の統一性についてです。課題に沿って子ども達は問題を解決に向かい取り組みます。この2つがずれてしまうと自分自身の構想とは全く異なる授業展開になってしまいます。今回私は、対角線の特徴を変化さていくことでどんな四角形が作ることができるのかを対角線を視点として考えていく授業をしようと考えていました。

 しかし課題を「対角線の特徴を使って四角形をつくることができる」としてしまったため、子ども達のゴールが私の考えていたゴールの一歩手前で止まってしまっていまい、子どもの中に疑問が生まれてしまいました。また対角線を変化させることで子どもが思いついた四角形に関して、「この四角形って本当に○○なのかな?どんなことが言えると○○って言えるのかな?」と言ってしまったことで対角線からの特徴ではない視点でのその四角形の特徴が子どもの発言で多く出てしまいました。教員の投げかける言葉で返ってくる子どもの反応は大きく変わります。自分が何を伝えたいのか、子どもに何を答えては欲しいのかの狙いを自分の中にしっかりと持ち、その点を押さえた上での自分自身の働きかけ方が重要となります。その為にもこの授業を通して子どもに何を考えて欲しいのか、学んで欲しいのかの軸をしっかりと自分の中で持つこと、それに対応できる教材研究が必要であると改めて認識させられました。

 9月から小学校の教育実習が始まります。今回の学びを忘れずにしっかりと一つひとつの狙い(軸)を持ち、教材研究に取り組みたい。また狙いに対応した子どもへの声の掛け方、言葉選びをできるよう努力していきたいと再認識させられました。(古川)
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