小学校教育実習を終えて(古川)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の古川です!私は小学校教育実習で、5年生を担当させていただきました。その4週間を通して感じたこと2つのことを今回は書いていきたいと思います。

1、子どもとの関わり方
 まず、最初は近寄ってきてくれる児童が少なく、話しかけてもなかなか打ち解けることができませんでした。

 自分自身、子どもと関わるボランティアをいくつかしており、子どもと関わる機会は多少はある方だと思っていました。しかし、なかなか打ち解けられない現実に直面し、とても悩まされました。その中で担任の先生に「ボランティアで学生が来るような場に参加できるのは一部の子、小学校は義務教育だから人と関わるのが苦手な子も来なければならない場。だから反応も変わってくる。」「寄ってこないからといって、それがこの子達の気持ちの全てではない。」という2つのことを教えて頂きました。

 子どもと関わる機会があったとしても、学校、学級とはまた別の環境です。環境によってその場にいる子どもも変わります。どうしたら打ち解けられるのか…。話しかけること、全力で遊ぶこと、良いことを見つけてどんどん褒めていくこと、この3つを続けていくと次第に児童の反応も変わってきました。

 だんだん児童からも話しかけてくれるようになったり、私の授業が成り立ったのも児童の力があってこそであったと思います。どう児童と関わっていくのか、その中でどう信頼を築いていくのかの重要性を認識させられ、授業はもちろんのこと、教員の日々の生活指導からの積み重ねの大切さを強く感じさせられました。

2、失敗を失敗のまま終わらせない働きかけ
 これは担任の先生が児童に対して、いつも行なっていたことです。何か失敗をしてしまうことは誰にでもあります。その失敗をしてしまった時どう取り返すのか、次に繋げるのかということが成長していくためにとても重要です。よく「次に生かすためにどこが失敗だったか考えてみよっか。」と先生は児童に話しかけていました。悪いことをしたからと怒ったり、全員に全部を過失にして抽象的に捉えさせ、曖昧な反省にするのではなく、出来事の一部分を自身でしっかり捉えて認めるということでハードルを下げつつもしっかり焦点を絞って考えさせること、当事者を一部(一人だけなど)だけ注意したり、責め立てるのではなく全員にそれぞれ自分自身の失敗に向き合わせることで一人ひとりが一つずつ前に向かって成長していっているのだと4週間という短い間でも実感させられ、次に繋がる指導とはこのようなものであるのだと知りました。

 他にも一見失敗に見えるようなこと自体が教師の見方や取り方によってはプラスの出来事にもなるということも学びました。教員の指導といっても同じ一つの物事でも本当に様々な切り込み方があることを考えさせられる実習期間でした。頭を柔らかくして、柔軟な対応ができるように努力していきたいです。

 現在、中学校教育実習で2年生を担当して3週目です。後悔のないように頑張りたいです。(古川)

※写真はゼミでの古川さんです。(玉置)
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