11月6日第五回後期ゼミ音楽の模擬授業を終えて(中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、第五回ゼミで20分間模擬授業をさせていただいたことを通して伝えたことを記事にしていきたいと思います。

 授業は全学年対象の音楽です。内容は、歌を歌うことが苦手意識をもつ子どもに苦手意識をなくすイロハを教えるという内容です。

 多くの先生は、歌の指導のときに「口を大きく開けなさい」と呼び掛けます。私は、この発言自体が効果がなく、歌嫌いを作る原因だと考えています。なぜなら、口を大きく開けても大きな声で歌えるようになるとは限らないからです。

 口を大きく開ける理由は、息を大きく吸うためであり、大きく息を吸うことで大きく息を吐くことになり、吐くのと同時に喉をならすことで大きな声が出ると言うことができます。よって「息をたくさん吸って」と呼び掛けた方が効果がでると私は考えています。

 しかし、大きく息を吸うだけでは大きな声が出ても大きな歌声が出るわけではありません。大切なことは、『空気の通り道を舌が塞がないようにすること』です。

 私たちは、口を大きく開けるときに、無意識に舌が喉ベロを見せないように塞ぎます。空気中のバイ菌が体に入るのを防ぐためです。大切な体の動きですが、歌声が出にくくなります。そこで、舌が塞がないようにする必要があります。

 実は、嘔吐をしてるときが唯一舌が塞がず、口から肺まで気道が確保できています。そこで、嘔吐するときの口の形を作り、声を出してみてください。必ず大きく響く声が出ると思います。この発声方法を練習することで、歌が上手くなります。

 この発声方法を小学校で教えれば、音楽嫌いも減り、中学校以降、合唱の練習で苦手意識を感じることなく、思春期に素晴らしい成長を促すことができると私は考えています。

 音楽を教える先生方にこのメッセージが届くことを祈ります。(中澤)
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