11月6日 4期生ゼミ 山田さんの模擬授業の記録(秋田)

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 こんにちは。4期生の秋田です。今回は、山田さんの国語の模擬授業の記録を書いていきたいと思います。

 山田さんは、今回詩の授業をしてくれました。まず、導入からカエルの絵をかいて「これなんの動物だと思う?わかった人から教えて!」と絵の上手な山田さんだからこそできる明るい雰囲気の授業の始まりでした。
 
 詩の音読も、たけのこ読みというおもしろい読み方をしていました。これは、子どもたち一人一人に自分の好きな一文を選んで、全体で読んでいく際にその一文の時に立ち上がって読むというものです。これはとてもおもしろくて子どもたちも楽しくできる点がある一方、まだ授業の最初の段階では、子どもたちが詩を味わいながら読むことができず効果があまりないのではないかという意見もありました。

 また、山田さんは発問も端的でわかりやすく、声色や表情もとても暖かいので子どもが安心して受けられる授業であるなと感じました。途中、発問のなかでもやはり子どもたちからの言葉があいまいのまま次にいってしまう場面もあったので、私自身も子どもからなかなか引き出せなかった際に、どう教師が切り返していくかというその切り札をたくさん持っていかなければならないと思いました。
 
 そして、玉置先生の助言から「主人公のカエルの絵をあえてださなかったらどうか?詩の中にはどこにもカエルがでてくるとは書いてない」というお言葉もありました。教科書のイラストにとらわれがちだが、そこをあえて隠して、子どもたちにそれぞれの詩のイメージをつくるということも大切だなと感じました。

 ゼミの終わりには玉置先生が、私たち四期生に「詩を楽しむとはどういうことか?」と投げかけてくださり、詩の楽しさについて改めて考えることができました。私たちの中で出た意見としては、「子どもたちがいろんな自分の感性を言い合えること」「リズムを楽しみながら読むこと」などがでました。

 玉置先生の助言を聞いて、詩の授業はあまり深くやりすぎるとかえって良くないのだと感じました。詩を専門家のように分析したり鑑賞したりせず、また技巧ばかりに焦点をあてるのではなく、子どもたち一人一人の感じたこと、思ったことを大切にして、「詩を楽しむ」という忘れがちなことを大切にしていかなければならないと思いました。

 ゼミの回数を重ねるたびに、教材研究のポイントをたくさん学べたり、教師の基本的な授業技術を再確認できたりできるこのゼミの時間があることが本当にありがたいです。玉置先生、ご指導ありがとうございました。(秋田)
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