11月27日 安藤さんの模擬授業記録(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。安藤さんの授業記録を書きたいと思います。

 今日の発表は3人とも本当に素晴らしかったです。授業後のゼミ生からの助言もとてもレベルの高いものでした。前回、玉置先生に喝を入れていただいたこと、本当に感謝しています。

 さて、安藤さんは小学校2年生の道徳の授業を行いました。教材名は「およげないりすさん」でした。

 導入で、登場人物である、かめ、白鳥、りす、あひるを提示し、「この4匹で仲間外れはどれか」という発問をしました。小学校2年生を意識して、子どもの頭に登場人物がすんなり入ってくるようにする工夫が素晴らしいなと思いました。

 玉置先生からいただいた助言は以下の3点でした。

1.「島で遊んでいた3匹はどんな気持ちですか」という発問は3匹の気持ちを教科書から読み取るという意に聞こえる。子どもが教材から自分ごととして考えられるような発問の言葉を考えることが大切である。

2.道徳の授業ではまず、自分だったらどうするか、行動を考えさせる。その後、どうしてそのような行動を取るのか、意図を問うことが大切である。そうすることで、行動の裏にある気持ち、何でそのような行動をする必要があるのかを子どもから出させることができる。今回の教材であれば、「自分がかめさんだったらこのあとどうしますか」という行動を考えさせる。その後、「どうしてそんなことするの?」と問うことで、「りすさんもかめさんたちもみんなで仲良く遊べるようにしたいから」という価値に迫る言葉が子どもの口から出るはずである。

3.今回は仲間外れにしてしまう、かめさんに寄せていったが、仲間外れにされるりすさんの気持ちに寄せていくのも一つの方法である。りすさんの立場を考えさせることで、仲間外れにされる側の気持ちを考えられる子どもに育つのである。

 低学年ほど道徳の授業は難しいのではないか、最近私が感じることです。模擬授業の発表を通して授業について深く考えるきっかけになります。安藤さん、素敵な授業をありがとうございました。(安部)
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